花追い人のホームページ   九州紀行−神々の住む郷
(2002. 7.14)

(1) 旅立ち−南阿蘇野草園

[6月27日(木)](その1)

JAL193便にて 熊本空港に到着
[写真1]:JAL193便にて [写真2]:熊本空港に到着

[写真1]:JAL193便にて
[写真2]:熊本空港に到着
2002.6.27(木)〜2002.6.30(日)。3泊4日。
生まれて初めて九州の地を旅した。
はじめての九州旅行であれば北九州から長崎、あるいは、鹿児島方面へ向かうのがいわばセオリーであるが、
今回は、熊本−阿蘇−高千穂−くじゅう−湯布院−別府−国東半島。
県で言えば、熊本、宮崎、大分という九州中央部の横断ルートだ。
今回は、熊本空港でレンタカーを借りて、それを宮崎空港で返すというように終始車の旅であった。





花独活(ハナウド) マツモトセンノウつぼみ
[写真3]:花独活(ハナウド) [写真4]:マツモトセンノウつぼみ

8:56 に羽田空港を離陸。熊本空港 10:24 着陸。
すぐにレンタカーを借りて、11:55南阿蘇休暇村に到着。
昼食後、この休暇村の中にある南阿蘇野草園を見学した。

[写真3]:ハナウド
セリ科の花は種類が多く、しかもそれぞれよく似ているため見分けるのは難しいが、これはハナウドで間違いないだろう。
図鑑によると50〜200センチとあるが、ここでは150センチ以上のものが多かったような気がする。
いわゆるレースフラワーという感じに最も近い野草といってもいい。
ここではたくさん見られた。(セリ科)

[写真4]:マツモトセンノウつぼみ
南阿蘇野草園でいちばん目に付くのはマツモトセンノウと次のヤマホトトギス、そして、ハナシノブであった。
マツモトセンノウは満開のものが多かったが、つぼみの写真を掲載することになってしまった。
この柔らかみのあるふくらみがナデシコの仲間に共通する印象を醸し出している。
九州阿蘇の特産なのだが、案外あちこちに植えられていて見慣れた植物となっている。(ナデシコ科)



ヤマホトトギス
[写真5]:ヤマホトトギス

[写真5]:ヤマホトトギス
花被片(花弁と萼片の総称)がやや反り返っている。これがヤマジノホトトギスとの見分けるポイントとなる。
ヤマホトトギスは比較的あちこちで見ることができるが、ここのものは斑点が赤っぽくて全体にピンクに見える。
関東周辺のものはもっと紫色に見えるのでだいぶ印象が異なっているようだ。
とにかくたくさん咲いていてずいぶん楽しませてくれた花だ。(ユリ科)



オカトラノオ ハナウド
[写真6]:オカトラノオ [写真7]:ハナウド

[写真6]:オカトラノオ
この写真ではまだ花が咲いていない。開花直前のつぼみの状態だ。
このぎゅ〜んて曲がっている感じが虎のしっぽに喩えられている。
よく似たヌマトラノオはまっすぐにろうそくの炎のように穂が立ち上がっている。(ユキノシタ科)

[写真7]:ハナウド
[写真3]と同じ花だ。セリ科のことを中国では "傘科" というんだそうだ。
このような花の付き方を専門用語で "散状花序" というのだが、これは昔 "傘状花序" と書いた。
漢字だけが変わったらしい。
傘のイメージがあるのだから、この文字を残してもいいような気がするのだが。(セリ科)



ネムノキ ニガナ
[写真8]:ネムノキ [写真9]:ニガナ

[写真8]:ネムノキ
ネムノキは現在花を咲かせている時期であったが、あえて葉っぱだけを撮影してみた。
のびのびと葉を広げて空の空間を埋め尽くそうとしている感じがなんとなくよかった。(ネムノキ科/少し前の図鑑ではマメ科)

[写真9]:ニガナ
なにも九州まで行って撮影するほどのことはない花である。
全国どこでも普通に見られる花だからだ。
漢字では花苦菜と書く。
ということは、苦い食べられる草ということなんだろうか。(キク科)

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