(2002. 9.25)
(14) 湯布院・金鱗湖
[6月30日(日)] (その1)
[写真1]:キバナコスモス [写真2]:金鱗湖のカモ
[写真1]:キバナコスモス
湯布院金鱗湖の湖畔にあるレストランペンション「ペンション金鱗湖 豊の国」に宿泊して一夜明けた。
毎度のことであるが、家族旅行での朝食までの時間は一人だけの撮影タイムだ。
今日の撮影タイムはペンションがある金鱗湖を一周するコースとした。
簡単に一周できるちいさな湖である。
一昨日の夜から降り出した雨はまったく止む気配は無い。
雨にうなだれるキバナコスモスから撮影スタート。(キク科)
[写真2]:金鱗湖のカモ
金鱗湖に住みついてしまったカモというよりアヒルにちかい。
例によって観光客から餌をもらって生活しているらしい。
水鳥だからもちろん雨はへっちゃらだ。
[写真3]:金鱗湖にて
[写真3]:金鱗湖にて
金鱗湖に掛かる橋だ。
木製の橋で雨に濡れると風景に溶け込んでしまうようだ。
[写真4]:金鱗湖の鳥居
[写真4]:金鱗湖の鳥居
ここが湖畔に立つペンションからほぼ対岸になる。
石製の鳥居はペンションのすぐ横あたりに位置するのだが、それがほぼ対岸に見える。
[写真5]:ハンゲショウ [写真6]:小さな坂道
[写真5]:ハンゲショウ
湖畔というよりは水の中から生えているといった感じの半夏生(半化粧)だ。
地味な花だが雨に濡れるとこんなに美しい。(ドクダミ科)
[写真6]:小さな坂道
町の表情は坂道に現れる。
なんて事を今突然思いついてみた。
坂道を登ってい行くといったい何と出会うことができるんだろう。
[写真7]:雨に濡れる [写真8]:ゼニアオイ
[写真7]:雨に濡れる
なんの変哲もないただのカエデの葉である。
朝の光と雨の水滴。
それだけのスパイスでこんなにも輝きを表す。
きっと雨の朝が好きなのに違いない。(カエデ科)
[写真8]:ゼニアオイ
民家に迷い込むような路地裏に咲くゼニアオイ。
雨が降っていなかったら、ただのほこりっぽい路地裏だったんだろう。
雨は花を生き生きさせるだけでなく、人の心を優しくさせるのかも知れない。(アオイ科)
[写真9]:クモの巣 [写真10]:クモの巣
[写真9]〜[写真10]:クモの巣
雨の日の朝でなかったら、突然顔にまとわりつくまでクモの巣には気がつかなかったかも知れない。
目に見えない繊細なクモの糸に水滴がぎっしりと並ぶ。
それが朝の低い光線で光り輝くのだ。
しかし、こんなに濡れちゃったらクモの巣に掛かってくる獲物は無いかも知れない。
クモにとってはお腹が空く雨なのかもしれない。
[写真11]:シュロの木
[写真11]:シュロの木
民家のすぐ近くに墓地があるというのが、古くからの日本の風習なのかも知れない。
裏山の繁みの中に隠れるように墓地があった。
その墓石に覆い被さるように繁茂しいたのがシュロの木。
枯れた葉っぱがなぜかとても印象的であった。(ヤシ科)
[写真12]:小さな神社 [写真13]:小さな神社
[写真12]〜[写真13]:小さな神社
金鱗湖を一周まわって宿泊地へ戻ってきた。
ペンションの隣に小さな神社があった。
さて、そろそろ朝食の時間だ。
その前に金鱗湖の見渡せる風呂場で濡れた身体を暖めておこう。