花追い人のホームページ 新潟佐渡紀行
流刑者が持ち込んだ独自の文化 (2005. 3. 3)

25.妙宣寺五重塔

2004年 8月12日(木) (その12)



妙宣寺山門
妙宣寺山門

昨日のトキの森公園の前にあった、村社「白山神社」が素晴らしかったということもあって
佐渡島には宗教面でも地場に根ざした強い文化があるのではないかと思っていた
それに佐渡能楽の里には小学生が描いた妙宣寺五重塔がたくさん貼られていた
そういうことがあって日没前になんとか時間を作って訪ねてみたと言うわけだ

妙宣寺は県内唯一の五重塔(国の重要文化財)で知られる寺
順徳上皇に供奉した阿仏房日得とその妻千日尼開基と伝えられ、流された日蓮に篤く仕えたという



妙宣寺仁王像
妙宣寺仁王像

見慣れた仁王像よりも広いところにおられるような気がした
なにかとても雰囲気の良い仁王様である



妙宣寺五重塔 妙宣寺五重塔
妙宣寺五重塔 妙宣寺五重塔

五重塔の撮影というのはいつものことではあるけれどとても難しい
空の明るさと比べるとシルエットに落ちてしまう様な薄暗さの軒下に露出を合わせる必要があるからだ
単純にここに露出を合わせると空の方は真っ白に飛んでしまうなど、
軒下以外のものがすべて犠牲になってしまう



妙宣寺阿佛房
妙宣寺阿佛房

阿佛房というのは門に当たる寺院建築なのだろうか
通路に対して斜めに位置しているというのがとても不思議な雰囲気を醸し出している



妙宣寺阿佛房
妙宣寺阿佛房

あ、やはり山門に当たる建築物のようだ
なにも跨ぐ横材が見当たらない山門というのはちょっと思いつかないかも


妙宣寺五重塔
妙宣寺五重塔

ぐるっと回って再度五重塔のところに戻ってきた
松の木の下から五重塔を見上げる角度に偶然なっている
あ、この場所から見返るように作られていると直感した
表から入って恭しく拝見して、内部を一周して戻ってきたときに新しい表情を発見する
今度は軒下よりも各層の手すりから中の辺りに目が行くようになっているのか



妙宣寺五重塔
妙宣寺五重塔

外からと中から、明らかに表情の異なる五重塔だが
威風堂々とした格調の高さは変わらない



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