花追い人のホームページ
箱根湿生花園 2015

   (2016.9.2 up)

 サギソウとレイジンソウ (2015年9月14日撮影)




(箱根湿生花園)

ハギ
萩と言うと、寺院や庭園で観賞用に植えられているというイメージだが
その場合はトンネル状に仕立てたり、
そうでなくても見栄えの良いように作られたもに絡めたりする
もちろん箱根湿生花園では野生に近い状態にして展示する
でも、そんな野生のような姿も悪くは無い



(箱根湿生花園)

ミカエリソウ
ミカエリソウとテンニンソウはとてもよく似ている
あれこれ調べてもどこが違うのかよく判らない
でも、結局花が白ければミカエリソウ、紫色ならテンニンソウという区別でよさそうだ



(箱根湿生花園)

サギソウ
それにしてもこれだけ造形的な花と言うのも珍しい
ランというのはとにかく細かく種を分けてゆくという戦略で
多様性こそ生きる道だとでもいうような生き方を選択した
ならばそれぞれの種が個性的なのは当然のことかもしれない



(箱根湿生花園)

シオデ
もう生きたままリースになることを主張しているような植物だ
少し乾燥させて、金色か銀色の塗料を吹き付ける
それだけですぐにでも飾り物になってしまう



(箱根湿生花園)

サクラタデ
良く見かける花である
それにしても小さな花なのでできればルーペを使ってみると良い
あまりの美しさに驚かされることになる



(箱根湿生花園)
  
(箱根湿生花園)

レイジンソウ
オクトリカブト
伶人(れいじん)というのは雅楽を演奏する人のこと
鳥兜(とりかぶと)というのは雅楽を演奏する人が被る帽子のこと
同じものを語源とする植物はお互いに近縁の植物でもある
もちろんどちらも猛毒を持っている



(箱根湿生花園)

ツリバナ
まん丸な実が五つに割れて中の種子がぶら下がって
宇宙船(UFO)のような形になった



(箱根湿生花園)

アケボノソウ
5枚の花弁の先の方に黒い小さな星をちりばめたような模様がある
そのあたりに黄色の大きな丸い班があって
これを日の出の時の太陽に見立てる
だから、曙(あけぼの)草ということになる
ルーペがないとこの繊細な美しさは判らない



(箱根湿生花園)

サワギキョウ
キキョウとは似ても似つかない花の形
だけども、これでキキョウ科の植物である



(箱根湿生花園)

タカクマヒキオコシ
ヒキオコシとは「引き起こし」
病で倒れた人を立ち上がらせるくらいの薬効があるということ
タカクマは「高隅」、鹿児島県の高隅山に因む



(箱根湿生花園)

ワレモコウ
どこが花なのかすら判らない植物なのに
なぜか大変な人気がある
それにしても、どうしてバラ科なのかは
どこが花なのかが判らないと納得できない



(箱根湿生花園)

ヒツジグサ
不思議な名前は「未草」
動物のヒツジではなく、時刻の「未の刻」(午後1〜3時)に花を咲かせることから



(箱根湿生花園)

ハッカ
もう補足して説明することは何もありません
毛深い葉を指先でそっと擦って鼻に持ってゆく
ハッカの匂いが確認できる筈です



(箱根湿生花園)

ノリウツギ
花が終わっても散ることは無く
そのままうなだれるのはアジサイの仲間だから
真っ白な花を咲かせるアジサイといったところです
樹木の感じはアジサイとはだいぶ異なりますが



(箱根湿生花園)

ヌスビトハギ
花が終わって奇妙な実が成る
マメ科の実だからこれで鞘に入っているということ
この形から盗人の藍跡を連想したって誰?



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