サギソウとレイジンソウ (2015年9月14日撮影)
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(箱根湿生花園) |
ハギ
萩と言うと、寺院や庭園で観賞用に植えられているというイメージだが
その場合はトンネル状に仕立てたり、
そうでなくても見栄えの良いように作られたもに絡めたりする
もちろん箱根湿生花園では野生に近い状態にして展示する
でも、そんな野生のような姿も悪くは無い
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(箱根湿生花園) |
ミカエリソウ
ミカエリソウとテンニンソウはとてもよく似ている
あれこれ調べてもどこが違うのかよく判らない
でも、結局花が白ければミカエリソウ、紫色ならテンニンソウという区別でよさそうだ
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(箱根湿生花園) |
サギソウ
それにしてもこれだけ造形的な花と言うのも珍しい
ランというのはとにかく細かく種を分けてゆくという戦略で
多様性こそ生きる道だとでもいうような生き方を選択した
ならばそれぞれの種が個性的なのは当然のことかもしれない
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(箱根湿生花園) |
シオデ
もう生きたままリースになることを主張しているような植物だ
少し乾燥させて、金色か銀色の塗料を吹き付ける
それだけですぐにでも飾り物になってしまう
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(箱根湿生花園) |
サクラタデ
良く見かける花である
それにしても小さな花なのでできればルーペを使ってみると良い
あまりの美しさに驚かされることになる
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(箱根湿生花園) |
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(箱根湿生花園) |
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レイジンソウ
オクトリカブト
伶人(れいじん)というのは雅楽を演奏する人のこと
鳥兜(とりかぶと)というのは雅楽を演奏する人が被る帽子のこと
同じものを語源とする植物はお互いに近縁の植物でもある
もちろんどちらも猛毒を持っている
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(箱根湿生花園) |
ツリバナ
まん丸な実が五つに割れて中の種子がぶら下がって
宇宙船(UFO)のような形になった
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(箱根湿生花園) |
アケボノソウ
5枚の花弁の先の方に黒い小さな星をちりばめたような模様がある
そのあたりに黄色の大きな丸い班があって
これを日の出の時の太陽に見立てる
だから、曙(あけぼの)草ということになる
ルーペがないとこの繊細な美しさは判らない
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(箱根湿生花園) |
サワギキョウ
キキョウとは似ても似つかない花の形
だけども、これでキキョウ科の植物である
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(箱根湿生花園) |
タカクマヒキオコシ
ヒキオコシとは「引き起こし」
病で倒れた人を立ち上がらせるくらいの薬効があるということ
タカクマは「高隅」、鹿児島県の高隅山に因む
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(箱根湿生花園) |
ワレモコウ
どこが花なのかすら判らない植物なのに
なぜか大変な人気がある
それにしても、どうしてバラ科なのかは
どこが花なのかが判らないと納得できない
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(箱根湿生花園) |
ヒツジグサ
不思議な名前は「未草」
動物のヒツジではなく、時刻の「未の刻」(午後1〜3時)に花を咲かせることから
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(箱根湿生花園) |
ハッカ
もう補足して説明することは何もありません
毛深い葉を指先でそっと擦って鼻に持ってゆく
ハッカの匂いが確認できる筈です
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(箱根湿生花園) |
ノリウツギ
花が終わっても散ることは無く
そのままうなだれるのはアジサイの仲間だから
真っ白な花を咲かせるアジサイといったところです
樹木の感じはアジサイとはだいぶ異なりますが
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(箱根湿生花園) |
ヌスビトハギ
花が終わって奇妙な実が成る
マメ科の実だからこれで鞘に入っているということ
この形から盗人の藍跡を連想したって誰?