(2002. 1.29)
食事も終わって再び上野公園に戻ってゆく。
京成上野からの階段の上では
ここでも昔と変わらない似顔絵描きの露天商の列。
若い人に人気のようだ。上野動物園の前はいつもおびただしい数のドバトたち。
餌をあげる人、追いかけ回す子供。
こういう喧噪が大好きだ。
あっちが上野駅、こっちが国立博物館、
文化会館は、国立西洋美術館は、
不忍池はこちら。
いつでも地理不案内な人であふれる上野公園。花園神社の赤い鳥居をいっぱいくぐると
不忍池方面に降りてゆくことができる。
それにしても、なんでこんなに鳥居が並んでいるのだろう。
キンクロハジロ、オナアガモ、そして、ユリカモメ。
不忍池は水鳥たちのオアシス。
餌をくれる人がたくさんいて、
とたちまちにして水面が鳥たちでいっぱいになる。水鳥たちが許す人間との距離は場所によって違う。
不忍池は短い距離が許容される場所として有名だ。
カモやユリカモメがまるでドバトのように
足許にまつわりついてくる。
これも、本当に目と鼻の距離まで近づいている。
オナガガモの番(つがい)がほんの目の前で
何の警戒心も持たずに接近を許している。オナガガモに向かってポップコーンをあげている。
オナガガモはドバトと一緒になって
もらった餌に群がってくる。
不忍池では野良猫カメラマンが撮影中だった。
膝の間はいくらか暖かいのだろうか。
猫の方はいっこうに動く気配が無い。人慣れしているとも思えない野良猫君であるが
目をつぶって全くの無防備状態だ。
餌はもらえなかったようだが、
モデル料代わりにしばしの風よけをしてもらった。
このドバト君とはすぐに仲良しになった。
この状態のままたくさん写真を撮らせてくれた。
これ、本当に手が届きそうな距離だったんだよ。不忍池の蓮池の除草作業中であった。
いかだを浮かべて枯れ蓮を刈り取る。
後ろに見えるのは清水堂と上野精養軒。
今回は3回に分けてお届けしています。これにて本稿を終了とします。ありがとうございました。
東照宮の冬ぼたん展は3月3日までです。機会がありましたらおでかけ下さい。
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