(2002. 5. 8)
皇居前広場や北の丸公園は知っているけれど、
都心にありながら意外に知られていないのが
皇居東御苑だ。ここは江戸城の重要な部分で、
本丸、天守閣跡、有名な松の廊下、二の丸などは
この東御苑にあるのだ。
左上から、キリシマツツジ、ヂシバリ、カキドオシ。
これだけじゃない。いつでもたくさん花に会える。直径6〜7ミリの小さな緑色の花はニシキギだ。
目立たない花だが咲いているとても魅力的だ。
昭和天皇のご発案で残された雑木林。
さまざまな野草が見られる。
これはヤマツツジ。もちろん園芸種ではないものだ。エビネ。いま天然物を捜すのはとても困難になった
野生蘭である。
今年は例年よりずっとたくさん見ることができた。
二の丸庭園に一面のシャガが咲くところがある。
シャガの盛りは終わったがその近くの
ホウチャクソウが今は満開だ。ホウチャクソウは寺院の屋根の四隅からぶら下がる
宝鐸(ほうたく/ほうちゃく)に因む。
チゴユリ、アマドコロとは花の付き方が違う。
シロヤマブキとヤマブキを並べてみた。
シロヤマブキは4弁、ヤマブキは5弁です。太田道灌の「実のひとつだに無きぞ悲しき」とは
八重ヤマブキのこと。一重のものは実をつける。
盛りを過ぎたなんて書いちゃったけど、有りました。
シャガはアヤメ科の花。
とても繊細な模様が目印です。二の丸庭園の池には、ヒメコウホネ、アサザ、ヒシ
などの各種の水草が花をつける。
それぞれ開花期が違うので何回も行かなければ。
二の丸庭園はツツジ、サツキがたくさん。
もちろん、サツキはツツジが終わってからだ。本来はゴールデンウィーク頃のツツジだが
今年はご多分にもれず早く咲いた。
今回は2回に分けてお届けしています。以下は(その2) をご覧下さい。
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