(2003. 9. 9)
御殿場市にあった秩父宮さまの別邸が御殿場市に下賜された。市はそれを記念公園に整備して、今年4月に一般公開した。 正門を通ると、その中は鬱蒼とした森。まだ少し霧が残っていて
梢から光がにじんでくる。それは素晴らしい別世界。
林床にはさまざまな野草がひろがる。意外とおもしろい。 針葉樹の林床に射す光は多くはない。それが独特の世界だ。
受付で入園料を払っても森はまだ続いている。 少ない光で生育する植物が林床のわずかな光で生活する。
そんな林床を観察できるように通路が切られている。 秩父宮さまの登山服姿。もちろん富士山の向かっている。
母屋の茅葺き屋根。見事なものだ。 地味な植物が多いが、勢津子妃殿下の好みを反映している。
ボタンキンバイだろうか。庭植えの花としてはとても珍しい。 御殿場の市内にあるとはとても思えない。安らげる空間だ。
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