「花追い人のホームページ」だ


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© 2000 Copyright Tatsuo Matsumoto

見沼田圃・梅雨
染谷花しょうぶ園、川口グリーンセンター

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はにかむ=ハナショウブ(染谷花しょうぶ園)
はにかむ=ハナショウブ(染谷花しょうぶ園)

大都市東京を間近にして、大宮市、浦和市、川口市にまたがる広大な農業地帯は見沼田圃である。
ここは、どっこい生きている農業に接することができる貴重な場所だ。
そんな一画にあるのが「染谷花しょうぶ園」だ。
個人経営によるハナショウブ園だが
全国のハナショウブ園を見て回って納得行くまで作り上げたものだという。
一年間でこの時期だけ一般に公開される。

CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L TELE-CONVERTER 2X
f2.8(×2) (1/25) (露出補正:0 FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.06.18() 11:38 (00559V-0A)

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まばら=ガクアジサイ(染谷花しょうぶ園)
まばら=ガクアジサイ(染谷花しょうぶ園)

農業が生きているというのは農業を営んでいる人に元気があるということ。
見沼には自生のクマガイソウを保護して一般公開する尾島家の元気があり、
個人でハナショウブ園を経営する染谷花しょうぶ園の元気がある。
一帯を歩いていても近郊農業としてさまざまな作物を作付けしている積極性も見られ頼もしい限りである。

CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/60) (
露出補正:0 FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.06.18() 11:43 (00559V-4A)

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紫の気品=ハナショウブ(染谷花しょうぶ園)
紫の気品=ハナショウブ(染谷花しょうぶ園)
江戸時代にハナショウブの園芸が盛んになったという。
品種の系統としては江戸系、肥後系、伊勢系に分けられる。
ここは江戸系が中心である。
べつに東京に近いからということではない。
そもそも庭植えにして鑑賞するという立場から品種改良が行われたのが江戸系であり、
鉢植えで床の間に飾ろうという系統のものでは花しょうぶ園にはならないのだ。

CANON EOS-1N EF28mm F1:2.8
f2.8 (1/125) (露出補正:0 FUJICHROME Velvia(RVP)
三脚使用せず 2000.06.18() 12:03 (00559V-9A)

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凛と咲く=ナツツバキ(染谷花しょうぶ園)
凛と咲く=ナツツバキ(染谷花しょうぶ園)

造園の基本はいかに四季折々に見所を作りこむかということにある。
ここはハナショウブの時期だけに一般公開するということで、
そういう造園の基本を無視して作られた庭園ということになる。
ハナショウブばかりではなくアジサイやナツツバキも植えられているが
いずれも初夏に開花するというものばかり。

CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/40) (露出補正:0 FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.06.18() 12:21 (00559V-17A)


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ビロードモウズイカ(川口グリーンセンター)
ビロードモウズイカ(川口グリーンセンター)

染谷花しょうぶ園の撮影を終えて、少し物足りなさを感じたので川口グリーンセンターへ足を伸ばした。
そういえば川口グリーンセンターは見沼田圃の一画にあって、
この未曽有な大農業地帯の農業振興の役割も担っていると聞いたことがある。
それにしても比較的最近日本に帰化したビロードモウズイカ。
実は大変な勢いで全国に分布を広げている。
こういう植物園にわざわざ植えられているところをみると「雑草」から少しは格上げされたのだろうか。

CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/125) (露出補正:0 FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.06.18() 14:11 (00559V-29A)

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密集=ギボウシ(川口グリーンセンター)
密集=ギボウシ(川口グリーンセンター)

そういえば夏。

信州の高原にニッコウキスゲが咲き競うころあちこちで見られる野草にギボウシ類がある。
普通に自生しているのを見られるのはコバギボウシとオオバギボウシ。
葉も花も少し小ぶりだが一度に花をたくさん付けてにぎやかに感じられるのはコバギボウシのほう。
やや梅雨を連想させる草だがこのにぎやかさがなんともいえない。

CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/40) +0.7EV FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.06.18() 14:39 (00559V-34A)
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