2004
菊花展開催中の神代植物公園(1)
2004年11月 7日(日)
(2005.11. 3 up)
神代菊車(神代植物公園)
神代菊車(神代植物公園)
11月に入ると同時に各地で菊花展が開催される
菊花展といえば、天皇家の紋章に由来するように
新宿御苑とか明治神宮とか沼津御用邸など「御」のつくところが有名だが
神代植物公園のような植物公園でも見ることができる
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0003)
園芸植物の中でも菊とかバラとかのように歴史の古いものは
自然の花から園芸改良されたものというよりは
完全に作り上げられたものという方が近いという感じがする
ひとつひとつの花弁のグラテーションまで設計して作ったかのようだ
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0007)
菊花展(神代植物公園)
こういう仕立て方を懸崖作りという
一本の枝を形通りに作って懸崖にしたら
同じ大きさの同じ色の花を一定の密度でぎっしりと咲かせるのだ
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0011)
バラ(神代植物公園)
秋バラはまだまだ見頃の時期が続いている
黄色いバラ、中心部が外周部よりもほんの少しだけ色が濃くなっている
全体にまるっこい印象だが、更にまろやかに感じさせる
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0023)
ツタモミジ(神代植物公園)
グリーン、黄色、そして鮮やかな赤
たった一種、いや一個体の植物なのに
様々な色が出現した
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0037)
コブクザクラ(神代植物公園)
サクラは春に咲くものと思っているとこの花を見落とすことになる
フユザクラ、ジュウガツザクラ、コブクザクラ
これらのサクラは春にも花を付けるが、冬の間にも花を咲かせる
二季咲きという性質を身につけた
コブクザクラは、花弁20〜50枚の八重咲きだ
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0043)
フユザクラ(神代植物公園)
八重咲きのコブクザクラに対して一重で凛と咲くのがフユザクラだ
夏を過ぎると花芽が作られるが
これが冬の間に咲き始めて、順次春まで咲き続ける
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0055)
ジュウガツザクラ(神代植物公園)
ジュウガツザクラ(神代植物公園)
コブクザクラとフユザクラの中間で、
花弁10〜20枚の半八重咲きが普通だ
八重と言うよりは菊咲きという感じに咲くようだ
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0060)
いづれにしても、
春に咲くサクラとは比べものにならないくらいまばらに咲く
微かなピンクがむしろ寒々しいくらいだ
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0072)
ジュウガツザクラ(神代植物公園)
バックはすっかり葉を落とした樹木の形をぼんやりと取り込んだ
枝の間から射し込む光が美しい
だが、それにしても寒々しいこには違いない
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0086)
ジュウガツザクラ(神代植物公園)
一斉に作られた冬芽を少しづつ少しづつ咲かせながら
来るべき春を待っている
もしかすると期待通りの春がやってこないかもしれないから
冬の間に保険を掛けているのかも知れない
OLYMPUS E-1 2004.11.7(日) (041107o0098)
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