花追い人のホームページ   九州紀行−神々の住む郷
(2002. 7.27)

(3) 高千穂峡(その1)

[6月27日(木)] (その3)

南阿蘇から高千穂まで約50km、1時間20分のドライブである。
高千穂は、天孫降臨の地と伝えられている。
高千穂鉄道で「高千穂駅」の次が「天の岩戸駅」。
天照大神(アマテラスオオミノカミ)、スサノオノミコトという神話の世界だ。
本紀行文のタイトルはここらあたりに由来している。



ヘビイチゴ マタタビ
[写真1]:ヘビイチゴ [写真2]:マタタビ

[写真1]:ヘビイチゴ
高千穂峡を手漕ぎのボートで巡ることができるという情報があって、さっそく飛びついた。
駐車場から少し降りていったところがボート乗り場となる。
この下り口に見付けたヘビイチゴ。
なにも高千穂峡で撮影することもないのだが実の感じ、蔓の感じがとてもよかった。(バラ科)

[写真2]:マタタビ
これも駐車場からボート乗り場の間で見付けたものだが、当然の事ながら今回の旅行中はいたるところでお目にかかったものだ。
例のネコの大好物であるマタタビ。
ネコの与えると枝でも実でもカリカリと囓って陶酔したような表情になる。
まあ、麻薬のようなものだろうが、後で禁断症状に悩むなんてことは聞いたことが無い。
別名 "夏梅" といわれるのは、花の形に因んでいる。
花は葉の裏側に隠れるように咲くが、花の時期に葉が白く変色して遠くからでもよく目立つ。(マタタビ科)



高千穂遊覧はこれ
[写真3]:高千穂遊覧はこれ

[写真3]:高千穂遊覧はこれ
高千穂峡はこの2人乗りの手漕ぎボート。
これだと滝のすぐそばまで近寄ることができる。
神々しい風景なのではあるが、それだけスケールの小さい風景なのである。



ボート桟橋で 高千穂峡
[写真4]:ボート桟橋で [写真5]:高千穂峡

[写真4]:ボート桟橋で
ボート桟橋の乗り場脇、超ミニサイズの滝ということになるのだろうか。
緑の葉が水に濡れて美しかった。

[写真5]:高千穂峡
とろんと澱んだ淵の上に、高さ数十メートルの断崖がそそり立つ。
噂に違わぬ荘厳さにここが神々の住む郷であることを確信する。



高千穂峡
[写真6]:高千穂峡
[写真6]:高千穂峡
阿蘇溶岩が浸食されて出来た峡谷。
高さ80mの断崖が70kmにわたって続いている。
特に三田井付近の約2kmが見事。
峡谷をおおう樹林、岸壁の間の清冽な流れが幽すいな趣をかもし出す。
探勝にはバス停近くの御橋(みはし)から神橋(かみはし)間の遊歩道(500m)を歩くか、御橋から貸しボート(有料)で槍飛(そうひ)橋まで往復するのが良い。
いくつかの滝を間近に見ることができる。



高千穂峡
[写真7]:高千穂峡
[写真7]:高千穂峡
ボート乗り場に、かっぱ○○せんが売られていた。
それもそのはず、ボートに乗るとすぐにカモが数羽近寄ってきてすぐ近くを付いてくる。
実に巧みにオールをよけて、決してぶつかることは無い。
まあ、我々は何もあげなかったからじきに他のボートに移っていったが。



高千穂峡
[写真8]:高千穂峡

[写真8]:高千穂峡
滝の撮影というのはスローシャッターというのがセオリーである。
当然三脚を立ててじっくりと取り組むことになる。
しかし、撮影の足場はご覧の通りの小さな手漕ぎボートだ。
もちろん、ボートを止めるのだが微かな揺れが止まる事はない。
こんな時は通常1カット撮るところを2カット、3カット、4カットとシャッターを切る。
まあ、何カットかは止まっているものだ。



橋の上から 高千穂峡とボート
[写真9]:橋の上から [写真10]:高千穂峡とボート

[写真9]:橋の上から
[写真10]:高千穂峡とボート
ボートを下りて周辺を足での散策に切り替えた。
先の[写真7]の上の方に橋が写っているがこの橋からの撮影である。

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