花追い人のホームページ   九州紀行−神々の住む郷
(2002. 8.13)

(6) 高千穂神社周辺

[6月28日(金)] (その1)

神楽シャッター 玄関のお飾り
[写真1]:神楽シャッター [写真2]:玄関のお飾り

[写真1]:神楽シャッター
[写真2]:玄関のお飾り
という訳で、昨夜は高千穂神社から数分のところの「ホテル神州」に宿泊した。
一夜明けて、早朝、家族旅行では早朝から、朝食までの時間は私自身の撮影タイムということになっている。
前日は昼間であったためお店が開いていたから気が付かなかったけれど、この地のお店のシャッターにはたいてい神様の絵が描かれている。
そして、個人の住宅の玄関には年間を通じてお正月のお飾りのようなものが飾られていた。
しかも、それは特定の家ではなく、むしろこういう飾りを付けている家の方が一般的だ。
この地は、神々が住む郷だ。こう確信した。



高千穂神社売店 高千穂神社
[写真3]:高千穂神社売店 [写真4]:高千穂神社

[写真3]:高千穂神社売店
[写真4]:高千穂神社
昨夜夜神楽を見た、高千穂神社は瓊々杵尊(ににぎのみこと)以下18柱の神々を祀り、古くから日向の国ではもっとも重要な社だった。
鎌倉時代は源頼朝は畠山重忠を代参させたが、重忠が植えた秩父杉が社殿の前にそびえている。
そんな高千穂神社の売店では、どこの神社でもそうであるように、お守りやお札、そして神楽面のミニチュアなどが売られている。
早朝で売店が開いていないにもかかわらず神楽面のみほんなどは店の外に出しっぱなしであった。
もちろん無人だからといってこれを盗むような輩(やから)はいない。
なにせ、神々の住む郷なんだから。



高千穂神社 トケイソウ
[写真5]:高千穂神社 [写真6]:トケイソウ

[写真5]:高千穂神社
[写真6]:トケイソウ
私たちの泊まったホテルが「ホテル神州」、周辺の宿は、「旅館神仙」など。
このトケイソウの植えられたビジネスの宿は「おがたま」。
オガタマは木の花の名だが、神の依り代の意味。
いたるところに神々の名が見え隠れする。




なつかしのほうろう看板 神楽シャッター
[写真7]:なつかしのほうろう看板 [写真8]:神楽シャッター

[写真7]:なつかしのほうろう看板
[写真8]:神楽シャッター
まあ、とくに文脈とは関係ないが、近ごろなかなか見かけなくなったほうろう看板がこの地ではまだ現役で見ることができる。
しかし字が読めなくなるほど錆び切ってもそのまま壁についているというのは、むしろ感動的ですらある。
神楽シャッターもあちこちで見られたが、この酒屋さんのものは立派なものであった。

次へ   トップページへ   前へ

本サイトに掲載の、写真・文章の著作権は、本サイト主宰者にあります。無断転載/無断使用はお断りします。
LINKを張る場合は、TOPページへ。 また、E−mail等による連絡をお願いします。
© 2002 Copyright hanaoibito