花追い人のホームページ   九州紀行−神々の住む郷
(2002. 8.30)

(9)くじゅう花公園

[6月29日(土)] (その1)

昨夜、つまり3泊4日の旅の2日目の夕方から雨。
この雨は最終日の宮崎空港の出発直前まで降り続くことになる。結局4日のうち2日2晩が雨ということになった。
しかし、花を見たりするのに雨はまんざら悪いもんじゃない。
それだけ生き生きとした植物に出会えることになる。


マリーゴールド
[写真1]:マリーゴールド

[写真1]:マリーゴールド
花追い人は、花好きであちこち花を追っているわけであるが、本来は花壇の花というのは好みではない。
それは厳しい中で生き残りを賭けるという自然という感じがしないことと、花が終わると抜き捨てるという行為が花好きとしてなじめないことにある。
とはいえ、最初は「くじゅう花公園」である。
ここは花壇の花のメッカみたいなところで、20万uの敷地に年間500種300万本という花を咲かせるという。(キク科)



ラベンダー畑
[写真2]:ラベンダー畑

[写真2]:ラベンダー畑
雨は降り続く。
おまけにかなり濃い霧が立ちこみはじめた。
広大なラベンダー畑はただでさえ向こうの端までみえないというのに、この霧である。
ちょうどいい位置に傘を差した2人の人物が入ったところで、そっとシャッターを切った。(シソ科)



黒法師 コオニユリ
[写真3]:黒法師 [写真4]:コオニユリ

[写真3]:黒法師
ところどころに建物があって、花にまつわるグッズやおしゃれな小物を売っていたりする。
ここは温室で、外の広大なお花畑とは少し違った花を見ることができる。
多肉植物というとサボテンが代表だが、これはサボテン科ではなくベンケイソウ科の植物。
黒法師というのはサンシモンとも呼ばれる多肉植物だ。(ベンケイソウ科)

[写真4]:コオニユリ
コオニユリの向こう側に帯のようにいろとりどりに広がっているのはサルビアの畑。
コオニユリも見事に咲き競っている。(ユリ科)



サルビア畑 ヨウシュヤマゴボウ
[写真5]:サルビア畑 [写真6]:ヨウシュヤマゴボウ

[写真5]:サルビア畑
サルビアといえば、真っ赤に咲く和名 ”ヒゴロモソウ” を思い浮かべるのだが、この花、最近はいろいろな花色が揃えられている。
白、ピンク、濃い青紫。(シソ科)

[写真6]:ヨウシュヤマゴボウ
サルビア畑の向こう側、山野草園で見かけた。
北アメリカ原産の帰化植物なんていってもいたるところで見ることができる。(ヤマゴボウ科)



雨に濡れて マタタビ
[写真7]:雨に濡れて [写真8]:マタタビ

[写真7]:雨に濡れて
雨は時に強く、時に弱くはなるがずっと降り続けて、傘をさしたままの散策が続く。
コナラの木だろうか。
雨に濡れて植物はどれも生き生きとしている。(ブナ科)

[写真8]:マタタビ
マタタビは葉裏に花をつけるから遠目には花を見ることができない。
その代わり花の時期に葉を白く染めるのでよく目だつようになる。
この時は、葉裏の花は終わっていて、すでに実に成り掛かっていた。(マタタビ科)



ハクチョウソウ エキザカム
[写真9]:ハクチョウソウ [写真10]:エキザカム

[写真9]:ハクチョウソウ
ハクチョウソウというより学名のガウラというほうが通りがいいのだろうか。
この花も水に濡れるとこんなに美しい。(アカバナ科)

[写真10]:エキザカム
くじゅう花公園を出るときにエントランスゲートに飾ってあった植木鉢を撮影。(リンドウ科)

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