(2002.10. 1)
(15) 神楽女湖の菖蒲
[6月30日(日)] (その2)
[写真1]:アジサイ通り
[写真1]:アジサイ通り
九州の旅は最終日に入った。
湯布院の金鱗湖をあとにして、あちこち周りながら大分空港から空路東京へ戻るのがこの日の旅程だ。
まずは別府市に入って神楽女湖。
普段は、ひっそりとして訪れる人もあまりいないとのことだが、梅雨のこの時期は「菖蒲」が満開になり、多くの人出でにぎわいを見せるという。
特設と思われる駐車場に車を止めて、湖畔まであるくのだが、そこが見事なアジサイ通りとなっていた。(アジサイ科/古い図鑑ではユキノシタ科)
[写真2]:新緑の林
[写真2]:新緑の林
アジサイ通りのすぐ横は美しい落葉樹の林。
雨に濡れた新緑の林ってどうしてこんなにも美しいのだろうか。
[写真3]:雨のガクアジサイ [写真4]:ハナショウブ
[写真3]:雨のガクアジサイ
[写真4]:ハナショウブ
梅雨時の花ということではアジサイとハナショウブが代表格だ。
やはりなんといってももっとも雨によく似合うのも、アジサイとハナショウブなのかも知れない。(アジサイ科、アヤメ科)
[写真5]:水滴
[写真5]:水滴
ハナショウブの花被(花弁と萼片)が雨に濡れている風情もなかなかのものだが、細い葉っぱに水滴が乗っているのもなかなか素敵な風情である。
もちろん水滴はころころの丸い形になり、雨とはいっても光が無いわけじゃなくきらきらと光りながら転がり落ちてゆく。
写真を撮るときはバックにハナショウブの花を写し込んでおくことをお忘れなく。(アヤメ科)
[写真6]:カンガレイ
[写真6]:カンガレイ
神楽女湖といっても池といったほうがいいみたいだ。
池の中にはカンガレイが繁茂している。
これも雨がよく似合う。(カヤツリグサ科)
[写真7]:ハナショウブ [写真8]:雨に濡れて
[写真7]:ハナショウブ
ハナショウブの観賞用に木道をつけてそれに沿って周遊する。
こういうのは江戸時代のふすま絵によく現れる光景だ。
池と木道、それに雨に濡れたハナショウブの葉。(アヤメ科)
[写真8]:雨に濡れて
神楽女湖をぐるっと廻って再び特設駐車場に戻ってゆく。
雨を楽しむ旅だ。
[写真9]:アジサイ通り
[写真9]:アジサイ通り
ハナショウブよりもアジサイの方に目がいってしまう。
まもなく駐車場に戻る。
次はどこに行こうか。(アジサイ科)