花追い人のホームページです。
シーズンズグリーティング
12月第1週(12月2日〜12月8日)

 花がなくなる季節は鳥を見に谷津干潟へ
(2001.11.21)

季節は12月に入った。
さすがに花が少ない時期ということで撮影対象はどうしても野鳥に向かってくる。
そんなことで谷津干潟へやってきた。
谷津干潟は千葉県船橋市と習志野市の境目にある取り残されたような干潟だが、
世界的な渡り鳥保護のためのラムサール条約の登録地として保護されている。
野鳥にとっては貴重な最後の楽園だ。


 [写真1]:アオサギ(谷津干潟)
アオサギ(谷津干潟)

谷津干潟に野鳥が集まるのは干潮の時。
満潮時には水の底になってしまう浜にカニやゴカイ。
こういう小動物が引き潮になると容易に採餌できる。
だから調べもしないで満潮時に干潟へ来ても期待するような鳥を見ることは出来ない。
一見、ツルに似ているが、木に止まること、飛ぶ時に首をS字型に曲げるところがツルでない証拠だ。 

[写真1]:アオサギ(谷津干潟)




 [写真2]:ヒドリガモ(谷津干潟)
ヒドリガモ(谷津干潟)

ヒドリガモ。
オスは頭上がクリーム色、頭から胸は赤褐色、体は灰色、くちばしは短く白っぽい灰色。
すぐに見分けがつく。
メスは全体的に濃い茶褐色で腹が白い。
ヒドリガモがたくさんいた。
他のカモはまだ雄雌がばらばらに行動している時期なのになぜかヒドリガモは雄雌の行動がつがいの様に見える。
雄が先陣を切って泳ぐと雌がつつましく後に続く。
詳しい観察ではないがカモは種類によってつがい形成の時期が違っているのではないだろうか。

[写真2]:ヒドリガモ(谷津干潟)



[写真3]:セイタカシギ(谷津干潟)
セイタカシギ(谷津干潟)

セイタカシギにとっては、残土の埋め立て地などは絶好の生息環境。
そのうえ相当な悪食で、東京湾や伊勢湾などで数を増やしたらしい。
皮肉なことに自然の海を破壊してきた結果、今では全国各地でも見られるようです。
近年の不況と自然保護運動の活性化で埋め立ても沈静化してくると、また元の珍鳥にもどる可能性があるようです。

[写真3]:セイタカシギ(谷津干潟)



撮影データ
[写真1]:アオサギ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE NEW FD500mm F4.5L
f5.6 (1/1000付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Manfrotto #055三脚 GITZO雲台 2000.12.11(月) 11:12 (00C32C-F)

[写真2]:ヒドリガモ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE NEW FD500mm F4.5L
f5.6 (1/500付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Manfrotto #055三脚 GITZO雲台 2000.12.11(月) 11:13 (00C32C-1)

[写真3]:セイタカシギ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE NEW FD500mm F4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
f8.0(×1.4) (1/500付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Manfrotto #055三脚 GITZO雲台 2000.12.11(月) 12:27 (00C32C-10)

えっ、撮影日が12月2日から8日に入っていないって。ばれてしまいましたね。

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