|
東照宮門(上野東照宮) |
毎年同じ展示なのだが、やはり一回は出かけないと気がすまないのが
上野東照宮の冬ボタンである
東照宮の門をくぐるとまだお正月の飾りが残っていた
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0001)
|
冬ボタン(上野東照宮) |
冬ボタンという種類のボタンがあるわけではない
本来春に開花するボタンを栽培技術を駆使して
冬に咲かせたものを冬ボタンという
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0012)
|
冬ボタン(上野東照宮) |
その栽培技術というのは、
花芽の付いたボタンを冷蔵庫に入れて
十分に冷やしておく
低温処理後に暖かい環境に出されると
春が来たというスイッチが入るということだ
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0035)
|
|
|
冬ボタン(上野東照宮) |
|
冬ボタン(上野東照宮) |
良く聞く寒ボタンというのは冬ボタンとは厳密には別物だ
冬牡丹というのはまだ寒い早春に花を咲かせ
また春にもう一度咲かせる二季咲きの品種のことらしい
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0064)
そういう訳で、冬ボタンは冷蔵庫から出して
次々と植え替えられてゆく
だから一見地植えに見えても
同じ場所に咲く花が同一シーズンでも
次々に替わってゆく
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0067)
|
|
|
冬ボタン(上野東照宮) |
|
冬ボタン(上野東照宮) |
こういう栽培技術が発達したのは江戸時代
サツキや花ショウブやアサガオの変わり咲きなど
園芸の分野でも極めて円熟した文化が発達した時代だ
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0081)
また、冬ボタンにつきものの藁ぼっちだが
一応雪よけということになっているが
栽培の流儀と同様にさまざまな流派があるようだ
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0087)
|
冬ボタン(上野東照宮) |
花の上にちょっとだけ指しかけた傘のようなものから
地面までしっかりと覆いこんだ小屋のようになっているもの
縄の結び方が堅結びになっているものなど様々だ
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0090)
|
冬ボタン(上野東照宮) |
冬ボタンは園芸技術の粋であると同時に
江戸文化の粋でもあるので藁ぼっちへのこだわりも半端なものではない
上野東照宮はそのひとつの流儀の元締めになっているようだ
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0100)
|
|
|
冬ボタン(上野東照宮) |
|
冬ボタン(上野東照宮) |
そこいらあたりを克明に記録撮影するというのも
ひとつの方法かも知れないが
それはまた一方でちっとも粋ではないという無粋な結果になりそうだ
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0134)
どんなにこだわった藁ぼっちでもそれはあくまでもボタンの添え物である
そういう感覚で花をメインとして
藁ぼっちをほんの少しだけ画面に取り込む
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0139)
|
冬ボタン(上野東照宮) |
そういった粋さを写さないと
冬ボタンらしくならない
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0143)
|
東照宮(上野東照宮) |
冬ボタンのコーナーを出ると当然の事ながら
上野東照宮の境内になる
東照宮というと日光の東照宮が有名だが久能山を初めとして各地に点在する
東照宮とは、日本の中世から近世にかけて百年間も続いた戦国時代を終わらせて江戸に幕府を開き、二百六十年もの平和な時代を築いた『徳川家康公』を御祭神としてお祀りしている神社のことだ
http://www.toshogu.net/map.htm
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0144)
|
おみくじ(上野東照宮) |
日光に比べて上野東照宮はいささか地味とはいえ
歴史のある神社であることは間違いない
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0145)
|
東照宮(上野東照宮) |
日光の陽明門の絢爛豪華と比較する訳には行かないけれど
極彩色であったことが十分に伺われる
CANON EOS-D60 2005.1.17(月) (050117c0146)