花追い人のホームページ    タイ写真紀行 −伝統と発展のはざまで−
(2007.3.2 up)

1.成田空港で出発を待つ(1)

[2006年7月8日(土)](その1)

2006年7月8日(土)〜7月11日(火)、家族でタイ(正式国名:タイ王国 Kingdom of Thailand)へ出掛けた

今も昔も海外への旅が日本を見つめ直す旅であることは変わらない
私の目でのタイの印象は、サブタイトルとした −伝統と発展のはざまで− に尽きる

日本人のほとんどが高等学校へ通った経験があるように、タイではほとんどの男性は生涯のある時期を僧侶として過ごすという
日本人がご出身の高校はどこですかと言うように、かの国では僧侶を経験した寺院を話題にする
それだけ伝統と宗教を大切にして生きている、それは今でも変わらない

一方で、日本の昭和40年代(1965年〜)のように縦横に高速道路が建設され、首都バンコックは高層建築に埋め尽くされつつある
今はもちろん、彼らは経済的に豊かになって国全体が近代的に発展してゆくことに夢を持っている

しかし、そういうことによって我々が得たものだけではなく、失ったものにも心を向けてみる必要があるのではないだろうか

まあ、海外旅行だからと言って、そんなに片意地張った課題を立ててみなくてもいいかも知れない
その場その場で美しい風景や、素晴らしい文化財、珍しい食べ物を楽しんで来ればそれでもよい
ただ、あまりにも素晴らしい文化財に触れるたびに近代化の波に呑み込まれてこれらが失われなければいいと本当に思う
そんなことがお伝えできればいいと思うのだが、どうかあまり肩に力を入れずに楽しんでいただければ至上の喜びだ


と言うわけで、今回から36回の予定で「タイ写真紀行」の連載を開始します
といっても、第1回と第2回はこの旅の一部とはいえ、まだ国内に滞在している
「成田空港で出発を待つ」というもの、「ぶらりデジカメ散歩」くらいの感じで軽くお付き合いをお願いします



今回は成田空港へ自家用車で入った、駐車場へ車を預けて
マイクロバスで空港まで送ってもらう
   旅慣れた人たちとは違って、ずいぶん前に空港に入って長い時間を過ごさなければならない

出発ロビーはもちろん海外旅行者でいっぱいだ
大きなスーツケースが並んで国際空港の雰囲気は十分だ
   時間つぶしのためにいろいろな店があり、時間つぶしのためにそれらを見て回る

ガラス越しに空港で働く人たちを見ている    ひとつひとつの作業にそれぞれの機能をもつ車両が活躍する

それを見事に操るスタッフによって、緻密な空のスケジュールと安全が守られている    今やあらゆる場面で自動化が進んでいると思われている一方、最後のところでは人間の判断が支配している

巨大な飛行機の影に隠れるように小さな車両が動き回る    飛行機よりもはるかに小さな車両が飛行機を牽引する

荷物を積み終わって飛行機のハッチが閉じられる    牽引車に繋がれて滑走路へ向かうまで自分では何も出来ない飛行機だ

それぞれの車両はそれぞれの機能のためにさまざまな形をしている    屋上から飛行機を見えるデッキのフェンスにはところどころにカメラのレンズを覗かせる窓が開いている

出発ロビー内のいろいろな店を見て歩く    東南アジア系の土産物を売る店があった

アジアの民芸品だが、出発前に誰が買うんだろう    いづれも手作りと思われる、おもしろいものばかりだ

なにやら得体の知れない小物たち    そのへんで普通に売っていそうな女性用ブラウス

自然素材の食器たち    人形、お面、そういうものたち

成田空港の出発ロビーの近代的なビルにこんな店    なんかすごくいい音がして思わず欲しくなってしまう



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