花追い人のホームページ  2006
ヤエザクラとハナモモの季節に (2006.4.23 撮影)
(2007.4.21 up)




フゲンゾウ(神代植物公園)
フゲンゾウ(神代植物公園)

遊や登山隊で一泊二日の奥多摩飛龍の山行きから帰ってきた
家に着くなり、仲間から神代植物公園へ呼び出されたという訳だ
普通なら、まあ見送りというところかな
だけど、こんなに花いっぱいなんだからね

ソメイヨシノとか普通のサクラが終わったあとは
いわゆるサトザクラ(里桜)が全盛期を迎えた
サトザクラといえば、フゲンゾウ(普賢象)、カンザン(関山)、イチヨウ(一葉)、ウコン(鬱金)あたりが有名
自然に生えている山桜に対して人里に植えられる園芸種を総称してサトザクラという
たいていは八重桜だから見分けは簡単だ



シダレモモ(神代植物公園) シダレモモ(神代植物公園)
シダレモモ(神代植物公園) シダレモモ(神代植物公園)

サトザクラと時を同じくして咲き競ってくるのはモモの花
モモの中で実を食用にするために品種改良をしてきたものをミモモ(実桃)、花を観賞するために品種改良されたものをハナモモ(花桃)という
ミモモは花が咲かない訳ではなく、ハナモモは実が成らないということでもない
シダレモモは観賞用のハナモモのひとつ



シダレモモ(神代植物公園) シダレモモ(神代植物公園)
シダレモモ(神代植物公園) シダレモモ(神代植物公園)

サクラとモモの違いなんて説明しているのは見たことないけど、・・・
(これは当然のことで、サクラというのはいろいろな種の総称で、モモはひとつの種だから本来同列に比較できないのだ)

枝と花の間にあるのを花柄(かへい)という
花が実になると花柄は果柄と名を変えるが読み方は同じ、サクランボの柄を思い浮かべていただきたい
サクラではこの花柄が割とはっきりしていて、花が枝から長いひもでぶら下がっていると言う感じになる
(サクラ属の中でもユスラウメのように花柄のほとんどないものもあるが、普通サクラと言っているものは花柄がはっきりしていて「ぶら下がる」と言う感じは共通している)
モモでは花柄は太くて短い、サクラのようなぶら下がったという感じには成らない
枝から直に花が咲いているように見える
(本稿、植物学的にきちんとしたものではない、単なる印象と思ってください)



キクモモ(神代植物公園)
キクモモ(神代植物公園)

花弁が菊のようになったモモをキクモモという
向こう側に写っているピントの合っていない花で、花柄の感じがよく見える
サクランボの柄みたいなものでぶら下がっているサクラとは違っているのがよく分かる



スズラン(神代植物公園)
スズラン(神代植物公園)

まあ、あまりややこしい話はこれくらいにして
あとはのんびりと花を観賞すればいいかな
葉よりも上に花をつけるのはドイツスズラン、日本の自生種のスズランとは別のものだ



ムサシアブミ(神代植物公園)
ムサシアブミ(神代植物公園)

ムサシアブミは武蔵の武士が馬に乗るときに足を掛ける鐙(あぶみ)に似ていることから名付けられたという
花(仏縁苞)を逆さまにするとなんとなく納得できる



シロヤマブキ(神代植物公園)
シロヤマブキ(神代植物公園)

黄色い花を咲かせるヤマブキは5弁花だが、シロヤマブキは4弁花
名前からは近縁みたいだが、意外と近縁ではないのだ



コバノガマズミ(神代植物公園)
コバノガマズミ(神代植物公園)

木の花としては割合に目立つ方かも知れない
よく見るとけっこう美しい




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