ぶらりデジカメ散歩
キンシバイの正体ー光が丘公園 (その1)   2002年 6月 2日(日)
(2002. 6.26)


キンシバイ(光が丘公園) ビヨウヤナギ(光が丘公園)
オトギリソウ科オトギリソウ属の学名をヒペリカムという。
だから、キンシバイもビヨウヤナギもヒペリカムだ。
しかし、和名の付いたものは和名で呼ぶ習慣がある。
そういう意味ではこの写真のものがキンシバイである。
   これはビヨウヤナギ。極端に長い雄しべが特徴だ。
漢字では「未央柳」とも「美容柳」とも書く。
とてもよく見かける花だが、キンシバイもビヨウヤナギも
中国原産で古くに日本に渡ってきた。

ヒペリカンム(光が丘公園) サツキ(光が丘公園)
問題はこの花。最近こちらの方がよく見かける。
これをキンシバイとすることがあるが、
上の写真のキンシバイとは明らかに別種だ。
これは和名が無いのだからヒペリカムと呼ぶべきだ。
   この他にヒペリカム類には、オトギリソウ、トモエソウ、
○○オトギリというのが数種類。因みにオトギリソウは
弟切草であり、鷹匠の兄弟が鷹の傷に効く弟切草の
薬効を弟を切り殺してまで守ったという故事による。

ポピー(光が丘公園) ナデシコの仲間(光が丘公園)
光が丘公園は特に花が多いという訳じゃないけど、
家庭菜園的に花の栽培をしているコーナーがあるので
ちょっと紹介する。
   ナデシコ類は花の下側がぷっくり膨らんでいるものが
多いけれどこれも例外じゃない。
このぷっくりがとてもかわいらしい。

クロタネソウ(光が丘公園) クロタネソウ(光が丘公園)
最近はやりのクロタネソウの実である。
ニゲラという学名の方が有名かも知れない。
   こちらがそのクロタネソウ(ニゲラ)の花だ。
個性派の多いキンポウゲ科にふさわしくとても個性的。

カルミヤ(光が丘公園) カタバミ(光が丘公園)
カルミヤまたはアメリカシャクナゲという花だ。
シャクナゲというんだから当然ツツジ科だ。
花と言うよりはプラスチック製の飾りに見えない?
つぼみはギザギザでプラスチック製金平糖。
   畑の雑草のカタバミ。葉は三つ葉になっているので
クローバー(シロツメグサ/アカツメグサ)と混同している
人があるようだ。学名はオキザリスというと園芸種がたくさんある。

つぼみ(光が丘公園) ホタルブクロ(光が丘公園)
つぼみ。
撮影しているときは分かっていたような記憶だが、
なんのつぼみか忘れてしまった。
   ホタルブクロの語源には二説がある。
昆虫の蛍を中に入れて子供が遊んだというものと、
提灯を意味する「火垂(ほたる)」からというもの。

今回は2回に分けてお届けしています。以下は(その2) をご覧下さい。


本サイトに掲載の、写真・文章の著作権は サイト主宰者 にあります。無断転載/無断使用はお断りします。
LINKを張る場合は、TOPページへ。 また、E−mail等による連絡をお願いします。
© 2002 Copyright T.Matsumoto
次へ  前へ
  インデックスへ
  トップページへ