(2002.10.18)
世界の電気街、秋葉原。
電気街の開店時間は遅く、10時〜11時である。だから、9時前の町はまだ早朝の感を呈している。
あの活気ある世界の秋葉原はまだ目覚めていない。
建物の壁に直にペイントした大手電気店の広告。
すぐさまマジックやスプレーの落書きの洗礼を受ける。大手電気店はパソコン関係、照明関係だけという風に
別々の建物をもっているところもある。
いっぽう、中小、零細の店は雑居ビルのワンフロアを
さらに多数の店で分け合ったりもしている。ガード下も勿論店舗用のスペースとして見逃さない。
ガード下がまるで凱旋門のようにすら見えてくる。
秋葉原の基本はバッタ屋。
中古品、金融流れ品、などをどこからか探し出してくる。誰でも知ってる大手店のシャッター。
東京の局番が4桁になってから一体何年になるのか。
交差点に面した大手店のビルは
まるでデパートのようにそびえ立つ。シースルーエスカレータとガラスカーテンウォール。
ど派手なビルもここでは少しも珍しくない。
シンプルだけれど原色を用いて目を引くシャッターだ。 赤があれば黄色もある。シャッターでも文字数が多く
それなりの情報量をもっている。4カ国語くらいは普通。
かと思うと戦後すぐから、みたいな地味〜なシャッター。 そういえばかつての秋葉原は、無線、ラジオであった。
ひしめく小規模店舗。開店前の寂しさだ。
開店すると道路も半分くらいになっちゃう。ガード下の空間も含めどこもかしこも極彩色の
看板・商品・などなどで満艦飾のような町。
これぞ秋葉原。コードや細かいパーツ。
人一人が潜り込んで座り込むと全商品に手が届く。街角の喫茶店。自販機で入口が分からないほど。
中に入ると「お帰りなさい」と言われそうだ。
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