(2003. 1.11)
新宿御苑の「御苑」とは天皇陛下のお庭ということ。 で、菊は天皇陛下の紋章だ。
と言うわけで、11月の新宿御苑は菊一色に飾られる。
それは見事なものだ。菊花展は各地で行われるが、新宿御苑、明治神宮、
沼津御用邸など皇室関係施設のものが充実している。
これはニシキギの紅葉だ。菊を巡る途中で足を止める。 大輪菊の展示だ。こんなにも統一規格に作られる。
なぜか、1枚ヤツデの花の写真を挟んで。 再び大輪菊である。並べ方にもルールがある。
管物(くだもの)と一文字菊が一列おき。 列毎に色を揃えておく。もちろん高さ大きさも揃える。
一文字菊は円形の紙で補強されている。 皇室の紋章に似ている菊だ。
花弁が細い管になっていることから管物という。 芝生広場の中央にも菊の花壇ができる。
こちらは中輪の菊だ。色違いでも作り方は統一する。 こういう乱れ先の物は江戸菊の代表的なもの。
この几帳面さは自然の植物とはとても思えない。 どんなに手間暇を掛けて丹精するんだろうか。
苑内の台湾閣の内部のアベックさん。 同じく台湾閣の装飾窓だ。
菊以外の花は少なくなった。苑内は落ち葉がいっぱい。 春には素敵な花をつけたカリンの実が落ちている。
誰が拾ったのかベンチの上に揃えられてあった。 菊に似ているが、苑内のツワブキは冬の花だ。
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