ぶらりデジカメ散歩
菊一色の新宿御苑  2002年11月 8日(金)
(2003. 1.11)


新宿御苑の「御苑」とは天皇陛下のお庭ということ。    で、菊は天皇陛下の紋章だ。

と言うわけで、11月の新宿御苑は菊一色に飾られる。
それは見事なものだ。
   菊花展は各地で行われるが、新宿御苑、明治神宮、
沼津御用邸など皇室関係施設のものが充実している。

これはニシキギの紅葉だ。菊を巡る途中で足を止める。    大輪菊の展示だ。こんなにも統一規格に作られる。

なぜか、1枚ヤツデの花の写真を挟んで。    再び大輪菊である。並べ方にもルールがある。

管物(くだもの)と一文字菊が一列おき。    列毎に色を揃えておく。もちろん高さ大きさも揃える。

一文字菊は円形の紙で補強されている。    皇室の紋章に似ている菊だ。

花弁が細い管になっていることから管物という。    芝生広場の中央にも菊の花壇ができる。

こちらは中輪の菊だ。色違いでも作り方は統一する。    こういう乱れ先の物は江戸菊の代表的なもの。

この几帳面さは自然の植物とはとても思えない。    どんなに手間暇を掛けて丹精するんだろうか。

苑内の台湾閣の内部のアベックさん。    同じく台湾閣の装飾窓だ。

菊以外の花は少なくなった。苑内は落ち葉がいっぱい。    春には素敵な花をつけたカリンの実が落ちている。

誰が拾ったのかベンチの上に揃えられてあった。    菊に似ているが、苑内のツワブキは冬の花だ。


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