(2003. 1.26)
東京地方に雪が降るのは、冬型の気圧配置が崩れて、
むしろ暖かくなる春先に決まっている。寒いときには北風が吹き、空気が乾燥するから
雪は降らないのである。
そういう意味で、12月に雪らしい雪が降ったのは
一体何十年ぶりになるのだろう。朝起きたら、突然の雪。
なにもかもが、真っ白にお化粧をしていたという訳。
いつもは自転車で5分ほどの駅までだが、
こんな時はのんびりと歩いてゆくに限る。下手に車に乗ったりすると、雪に慣れない東京の
ドライバーが道路中央でエンコしていたりするからだ。
出勤途上だから、あんまり「ぶらりデジカメ散歩」
という訳にも行かないけれど、思わず転がり込んだシャッターチャンスに
雪明かりと同様に、表情も明るい。筈だ。
まだ朝は早い。車道にはわだちができているけれど、
歩道には足跡が付いていないところが残っている。誰も踏んでいない雪を初めて踏むのって
どうして、あんなにわくわくするんだろう。
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