(2003. 4.21)
九段下から北の丸公園に入ろうとしたら報道陣がいっぱい。 お馴染みのテレビカメラに棒のついたマイクロフォンだ。
かわいらしいレポーター、いかついカメラマンがなにやら
お濠の方に狙いを付けている。皇居内壕の水をさらって、外来魚が国内魚を圧迫しているんではという調査を行った模様である。
この日の各局のニュースでは、結果は国内魚は意外と健闘。
そんなことより廃棄物が山ほど出たという意外性のないもの。そんな訳で、まず滅多にお目にかかれない皇居内壕の水底だ。
なにごともなかったような光景を各局が狙っている。
重たい三脚を担いで走る・走る。 その後を追って、重そうにカメラを持って続く。
という訳だが、報道合戦はほっといて北の丸公園に入った。 そのまま皇居東御苑だ。こちらはいつものように静かなお濠だ。
うんうん、こういう静かな雰囲気がやはり皇居にはふさわしい。 都心なのにこれだけワイドに撮ってだれも人物が入らない。
二の丸庭園もいつものように閑散としている。 清き水、静かに流るる。なあ〜んてね。
もう、外の報道陣の騒がしさなんてすっかり忘れてしまった。 都道府県の木が集められたコーナー。フェニックスは宮崎かな。
サンシュユの花がまもなく咲き始める。 いつ見てもここの石垣には魅力を感じてしまうね。
そうそう、ここのシナマンサクが大好きで、毎年開花中に
何回か訪れてしまうんだよね。今年も立派に咲きました。シナマンサクはあちこちで見るけれど、ここのは大きさ・樹形・
花付きで他のどこにも負けない。一押しなのだ。
落ち椿。落ちた花で絵になるのは椿と桜くらいかな。 この2本のケヤキも大好きな樹のひとつ。いつも写真に撮るね。
石垣もいろいろあるけど、これが一番丁寧に積んである。 それにしても皇居は日本人より海外の人がいつも多いね。
大手門から外に出るといつものキンクロハジロくんだ。 そう、皇居は本丸こそ今は無いけれど、お城だったんだ。
出たところは大手町。都心中の都心だ。 ビルの林立だが、お濠の水が優しい雰囲気を作っている。
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