ぶらりデジカメ散歩
銭湯にて、男と女についての考察をする  2003年 3月26日(水)
(2003. 6. 6)


サクラにはやや早い3月下旬、小金井公園を訪れた。    時まさにウメが満開であった。ここはウメの名所でもある。

ウメの古木が多く、樹形も素晴らしい。勢いもある。    きりっと晴れていてウメの枝振りそのままの影が落ちる。

青空に樹形のシルエット。ファインダーの中で組み立てる。    江戸東京たてもの園。保存された農家に梅の木がよく似合う。

なぜか懐かしさを感じる。薪で生活したことなんかないのに。    いろいろな建物が集められているが、これなんかは異色だ。

子供の頃、都電によく乗った。電車道路という言葉が懐かしい。    看板建築というジャンルの建物。いまでも神田あたりでは健在。

商店としての外観を優先したため、2階の住居に窓が無い。    自転車の後ろ(リア)に付いているからリアカーなのか。

傘屋さん。当時は傘は製造販売をしていた。    さて、以前も紹介した子宝湯という銭湯だが、

番台。お金を払うにはちょうどよく、絶妙な高さと腰周りの板で
男湯と女湯が相互に見えないようになっている。
まあ、行き来fできるドアもあり時々ちらっと見えるのも絶妙だ。
   女湯に飾られていた浮世絵。当時の銭湯の脱衣場の様子が
描かれている。浮世絵なのでややアダルトな目的で描かれた
ものだが、当時の様子をよく伝えている。

さて、左が男湯、右が女湯なのだが、壁一面の風景画は
男湯側に富士山がある。男尊女卑の思想が見え隠れする。
   男湯側の脱衣場付属の庭。隣家からの目隠しは考慮されて
いるものの実に開放的で広々している。裸のまま夕涼みする。

浴槽に入る前、全身特に下の方をよく洗うこと、など笑えます。    浴室の天井付近。天窓から風と光が入る。快適な空間。

女湯側の脱衣所付属庭園。男性と比べてに狭くて貧弱だ。
木が多く見通しが悪い。女性は裸で夕涼みなんかしない。
   ♪一緒に出ようねって言ったのに、いつも私が待たされた。
若かったあの頃何も恐くなかったただ貴方のやさしさが恐かった

脱衣籠。このオープンさは現代では考えられない。
貴重品も下着も、なにもかも丸見え。盗難可能。
   子宝湯から外へ出ると、当時の町並みが目前に広がる。
蔵造りの建物の隣は酒屋さん。更に商店街が続く。

のれんをくぐる。それは一杯呑むという意味だ。
ここは以前にご紹介したことがあった。
   特別展 江戸東京たてもの園と千と千尋の神隠しを開催中。
2003年8月31日(日)まで。詳しくはここを見てください。

小金井公園の江戸東京たてもの園を後にして昭和記念公園に    ちらほらちらほらコブシが咲いている。春を感じるひとときだ。

アセビも満開だ。常緑の葉の色にも春の息吹が感じられる。    日本庭園。小さなミニチュアのような滝があったりする。


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