(2003.10.17)
箱根の中心といえば箱根の関所をはさんで
元箱根と箱根町あたりなのだろうか。今回は元箱根の旧東海道石畳から
恩賜箱根公園あたりを散策してみよう。
箱根の観光開発は西武系と小田急系がしのぎを削っている。
それでバスからなにからなにまで2系統が競争しているのだ。芦ノ湖の遊覧船に双胴船と海賊船がしのぎを削っているのも
そんな関係からだ。
たまたま海賊船の発着所の近くを通りかかったのだが、
双胴船のほうがお馴染みという方も多くいらっしゃることだろう。箱根芦ノ湖美術館。なぜか中を見学したことがない。
内部のステンドグラスがみごとだ。
このすぐ上に箱根成川美術館。そちらは何度も見ているが、
箱根芦ノ湖美術館の方は一度も入ったことがなかった。この美術館前で国道一号線を横断すると、目指す杉並木だ。
江戸時代の旅人を偲びながらのんびりと歩いてみたい。
街道の並木道は強い日差しを避け、風を除け、少しくらいなら雨も除ける。旅人にはやさしい配慮であったことが伺われる。 今はほとんどが国道一号線を車で通過するので旧東海道のほうは人通りがまれなくらいだ。
杉の根本にシダが生え、たくさんのアジサイが植えられている。 霧と杉の樹冠の幻想的な光。光がにじみ出てくるようだ。
杉並木の後方は国有林になっている。うっそうとした森。
このあたり、人影は全くない。ここを通過する間に出会ったたったたったひとりの通行人が
海外からの青い目の青年であった。
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