(2007.2.4 up)
いかにも唐突なのだが、住宅展示場というものに行ってみた 当然の事ながら住宅がたくさんあるが、そこに生活する人たちはいない
玄関はあるけれど、この家の主人も主婦もいない そこには住宅メーカーの営業担当者が働いている
良くメンテナンスされているが、それは住む人のためではない まあ、言ってみれば招き猫いや金儲け、まあ商売のためだ
この不思議な生活感のなさが住宅展示場らしくて面白い 花が飾ってある、住宅を買えば幸せになるという幻想のために
幻想のために精一杯咲く花に何を思えばいいのか ほんとうは、ここに雑然と自転車が停められていたり、
ベンチに子供がぽつんと座っていたり、 ゴミ袋を抱えた主婦が走る抜けたり、そんな家が幸せの器に相応しいのに
ドアノブに挟まれた新聞がちょっと一息ほっとさせてくれた 旗、そして、4台の駐車場、こうなると家が商品に見えてくる
通常ではあり得ないような巨大な吹き抜け空間があるらしい 過剰なまでの空調設備は断熱性能を表しているのだろうか
巨大な窓、これじゃ断熱性能どころじゃないのかも まあモデルルームと実際の商品とは別物だということだ
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