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© 2000 Copyright Tatsuo Matsumoto

西伊豆のとある漁村にて(その1)
沼津市内浦

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船外機の休日(沼津市 内浦)
船外機の休日(沼津市 内浦)

パソコンを買い換えて、同時にフィルムスキャナーと写真画質のバブルジェットプリンターを購入した。
最初にパソコンに取り込んだのがこのフィルムである。
ネガフィルムはセレクトするときに色が判るようにプリントなり画面なりで確認する必要がある。
インディックスプリントでは今一つ判らないので全コマをスキャナで取り込んでみた。
不慣れな作業と高すぎる設定で1本取り込むのに3時間を要した。
ひょっとして30分で撮影したかも知れないフィルムに3時間ではたまらない。

Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f8.0付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.06.27(火) 09:13 (00A13F-11)
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漁が終わって(沼津市 内浦)
漁が終わって(沼津市 内浦)

とはいえ、スキャナで取り込むというのは実に楽しい作業になった。
結局一枚一枚の写真をパソコン画面で3時間見ていることになる。
撮影時点では気がつかなかった様々なこと、撮影上の反省点などが限りなく出てきて飽きることはない。
プロラボの手焼きならともかく、へたなサービスプリントよりよほど質の高い画面を見ることができる。

Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f8.0付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.06.27(火) 09:14 (00A13F-12)
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漁港の休憩時間(沼津市 内浦)
漁港の休憩時間(沼津市 内浦)

ディジタル写真は一応300万画素が出たところで
画素数ばかりで語られた状況から
新しい展開を始めることになる。
ここまでは画素数が全てのネックであったから画素数の拡大イコールディジタルの進歩であった。
しかし、プリント作業の限界、撮影作業の限界、撮影機材の限界、鑑賞時の人間の目の分解能の限界と
たくさんのネックの中で画素数がことさらネックである段階は終わった。
これからはきっちりと撮影された写真かどうかの方がよほど大きな問題となる。
そういうところまで来た。

Canon AE-1 PROGRAM FD50mm F1:1.8
(f8.0付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.06.27(火) 09:16 (00A13F-15)
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浮き(沼津市 内浦)
浮き(沼津市 内浦)

現像以降の写真処理は全て最新のディジタル処理。
パソコンの能力も使用するソフトもそろっているが、フォトレタッチとしては全く手を加えていない。
そういう技術は技術として用意されていることには重要な意味がある。
しかし、やはり、そういう手段を用いないで撮影したものを忠実に処理することが基本なのだ。

Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f5.6付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.06.27(火) 09:18 (00A13F-16)
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新しい船と旧い船(沼津市 内浦)
新しい船と旧い船(沼津市 内浦)

しかし、この写真。
今最新のデジタルカメラよりもはるかに多い画素数でスキャンしたものであり、
一般向けの機材では最新最高のプリンタで処理したものである。
ところが撮影したカメラやレンズはやっと露出計が内蔵されたという20年前の中古物件。
もちろんマニュアルでピントを合わせている。
こういう機材・技術のアンマッチから新しい写真が生まれるのかも知れない。

Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f11付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.06.27(火) 09:19 (00A13F-19)
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今日の漁を終えて(沼津市 内浦)
今日の漁を終えて(沼津市 内浦)

漁師の朝は早い。
われわれが普通に考えている朝は
彼らにとってはしっかり仕事を終えて漁の成果も水揚げを終わったところだ。
残っている仕事といえば、明日の漁のための漁網の手入れとか船の点検とか。
それにしても漁網の鮮やかな赤い色が目にしみてくる漁村の朝の風景。

Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f8.0付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.06.27(火) 09:21 (00A13F-22)
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もやい綱(沼津市 内浦)
もやい綱(沼津市 内浦)

港にはあらゆるところに船をつなぎ止める鎖や綱がある。
昔から使っているものとか、新しいものと継ぎ足してあるものとか、
ぴんと張りつめているものとか、ゆるくのびやかなものとか。
いろいろな表情を持ったものがある。
しばらくは船や水、働く漁師たちに目がいっていたけれど、もやい綱、おもしろい。

Canon AE-1 PROGRAM FD50mm F1:1.8
(f5.6付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.06.27(火) 09:25 (00A13F-27)

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