海岸にて=タチアオイ(能登輪島市 光浦海岸)
旅に出る毎に印象的な花を決めて記憶しておく。
そうすると季節感をきっちりと印象に残すことができる。
そういう意味では今回の旅では、あちこちで見掛けたマツバギクとタチオアイということになるのだろうか。
漁港の最も人通りの多い通りの横に群生していて、その後ろには海。
能登を代表する海上に露出する岩。
朝の低い横からの光線が印象的であった。
Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f5.6付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.07.07(金) 5:28 (00A17F-33)
漁港にて=タチアオイ(能登輪島市 光浦海岸)
最近、都市部でよく目立つのが、タチアオイである。
高く伸びた茎の葉腋に次々と大きめの花をつけてゆく。
真夏のぎらぎらする太陽に透明な感じのする花冠がすがすがしい。
(ゲラルト・クレープス+大場秀章 "植物の世界 75 フヨウ ワタ タチアオイ"
1995 朝日新聞社 p7-91)
Canon new F-1 AE FD135mm F1:3.5
f3.5 (1/500付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Velbon Monopole 2000.07.07(金) 5:31 (00C17C-5)
きらめき(能登輪島市 光浦海岸)
昨夜のペンションのオーナーは暇さえあれば魚釣り。
客が来ないときは終日の魚釣り。
客があっても準備の要らないルアー釣りだから自宅の前で30分もあればできるという。
食堂には巨大な魚拓。
海のすぐ前に住まいを構えて魚釣りとペンションの経営。
こういう人生も悪くない。
Canon new F-1 AE FD135mm F1:3.5
f11 (1/1000付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Velbon Monopole 2000.07.07(金) 5:36 (00C17C-11)
カモメ(能登輪島市 光浦海岸)
朝日の撮影を一段落、それから、漁港の活気の撮影。
撮影開始から約一時間。
ふと気がつくと太陽はだいぶ高くなっている。
もちろんまだ暑いということにはならないけれど気温も上がってきた。
ふたたび海に目を向けると朝の光は一層強くなっている。
あらゆるものが輝く朝の一時。
そろそろ帰り方向に足を向けなければ。
Canon new F-1 AE FD135mm F1:3.5
f3.5 (1/500付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Velbon Monopole 2000.07.07(金) 6:05 (00C17C-25)
光神社=タチアオイ(能登輪島市 光浦海岸)
漁村の片隅のほんの小さな神社、光神社。
旅行者はだれも気がつかないような神社だが案外地元の信仰を集めているのかも知れない。
ここにも印象的なタチアオイの姿が見られた。
鳥居の前の石の柱に光神社の文字。
この石柱に絡まるようにタチアオイの花。
もちろん一日花だから今日咲いたばかりの花に違いない。
Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f5.6付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.07.07(金) 6:18 (00A18F-5)
陰影(能登輪島市 光浦海岸)
漁村の片隅の取るに足りないような小さな神社。
光神社の社はまだ新しいもののように見えた。
社にぶら下がっているものはなんというのだろう。
方鐸というのだろうか。
その影が社の壁に落ちた。
その微妙な光。
やさしい朝の光が今日一日の平穏を象徴している。
そんなほっとした一瞬である。
Canon AE-1 PROGRAM FD135mm F1:3.5
(f4.0付近) 1/125 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.07.07(金) 6:21 (00A18F-6)