唐草の門(能登門前町 総持寺)
道元禅師様
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曹洞宗をひらき、永平寺の開祖となった道元禅師は1200(正治2)年正月2日のお生まれです。
時は鎌倉時代、源頼朝が没した翌年でした。
父は内大臣久我通親、母は藤原基房の娘伊子、といわれます。
思うに、幼少の禅師は、なに不自由ない生活だったはずです。
ところが13歳で比叡山にのぼり、翌年には髪をそって出家してしまいました。
その理由は、8歳のとき母を失うなど世の無常を感じたため、といわれています。
http://www.sotozen-net.or.jp/index_j1.html(曹洞禅ネット)
Canon AE-1 PROGRAM FD50mm F1:1.8
(f2.8付近) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.07.07(金) 11:13 (00A18F-32)
力強く=ふすま(能登門前町 総持寺)
ところが当時の比叡山は、道元禅師の目には、
時の権力者とむすんで俗世での名声や利欲をむさぼるという堕落した姿として映ったようです。
失望した禅師は山を下り、正法(正しい仏の教え)を求めて各地の寺をたずね歩くのですが、
禅師自身、このころにはずいぶん動揺や迷いがありました。
「正師にもあわず、善友もなかったので、迷って邪念をおこした。
けれども、それは昔の仏者がにくみ嫌った心だと気づき、
日本の出家者たちでなく中国やインドの先達・高僧を思うべきだ、とこれまでの考え方を改めてしまった」
(『正法眼蔵随聞記』)と、自ら語っています。
http://www.sotozen-net.or.jp/index_j1.html(曹洞禅ネット)
Canon AE-1 PROGRAM FD50mm F1:1.8
(f1.8付近) 1/60 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.07.07(金) 11:23 (00A19F-2)