花追い人のホームページ    沖縄マングローブ紀行
(2005. 9. 6)

7.由布島(2)−亜熱帯の植物たち

[2005年 3月 9日(水)](その4)




コウシュウモダマ(由布島亜熱帯植物楽園)
コウシュウモダマ(由布島亜熱帯植物楽園)

由布島亜熱帯植物楽園を散策は続いている
沖縄=亜熱帯の動植物を見る感動の連続であることに違いはない
園内の食堂というかショップというか、建物があって、その壁にコウシュウモダマの実が展示してある
世界最大の豆の実だ
何センチなどという数字ではなく、写真では大きさの実感が判らないのが残念だ



トックリヤシ(由布島亜熱帯植物楽園)
トックリヤシ(由布島亜熱帯植物楽園)

ヤシの中でも樹皮がきれいなトックリヤシだ
幹の途中が気持ち膨らんでいて上下にすぼんでゆくという独特のプロポーションが徳利を連想させる



ハナキリン(由布島亜熱帯植物楽園)
ハナキリン(由布島亜熱帯植物楽園)

ハナキリン、都内近郊の温室に出掛けると必ず見ることができる
それと基本的には変わらない
でも、やはりきれいだと思う



ガジュマル(由布島亜熱帯植物楽園)
ガジュマル(由布島亜熱帯植物楽園)

ガジュマル、沖縄らしい樹木の代表的なもの
神秘的な印象は印象は、沖縄特有の木の妖精であるキジムナーが住んでいるという伝説につながっている
仲良くすると豊漁やお金持ちにしてくれる♪(でも嫌われると貧乏にもどされちゃうので要注意!)んだそうだ
ガジュマルを見ていると、もう我々の先入観になってしまった木に対する概念、
「木は地面から下に根があり、地面より上は幹(茎)である」が崩れさて行くことがわかる
空中の一点から突然根が始まって地面目指して降りてきて、更に地中に伸びてゆく
茎の方は空中の一点から上に伸びてゆく
もちろん、根元が水に沈んで呼吸の難しいマングローブに適応したためであろう



ガジュマル(由布島亜熱帯植物楽園) ハスノハギリ(由布島亜熱帯植物楽園)
ガジュマル(由布島亜熱帯植物楽園) ハスノハギリ(由布島亜熱帯植物楽園)

こちらもいかにも亜熱帯に相応しい樹形のガジュマルだ

右はハスノハギリ
それにしても、○○キリという植物は、キリの仲間であった試しがない
キリはゴマノハグサ科
イイギリはイイギリ科、アオギリはアオギリ科
このハスノハギリはハスノハギリ科に属する
それぞれ科が違うほど分類学的には離れていて、実は同じ仲間ですらない
なんとなく大きめの葉がキリを連想させるというだけのこと



モンパノキ(由布島亜熱帯植物楽園)
モンパノキ(由布島亜熱帯植物楽園)

ちょっと見にはトベラとなんとなく似た印象があるが
トベラはトベラ科、モンパノキはムラサキ科ということで全然関係ない
実は、「4.西表島に渡る」の中にもでてくるが、その時は名前の判らなかった植物であったが
ここで植物名標識を見てモンパノキを知ったわけだ



海浜植物?(由布島亜熱帯植物楽園)
海浜植物?(由布島亜熱帯植物楽園)

海岸に見事に群生していたのが、この花たち
どうやら、ハマナデシコのようだ
花壇のように整然としてはいなかったのは当然のことだが
浜辺の環境にしっくりとなじんでいてとても印象的であった



毛だらけのアザミ(由布島亜熱帯植物楽園)
毛だらけのアザミ(由布島亜熱帯植物楽園)

この見たこともない毛深いアザミは、イリオモテアザミという植物によく似ている
白い花だと、シマアザミがこれとよく似ている
ゴボウの代わりに食用になるのだそうだ



ハマニガナ(由布島亜熱帯植物楽園)
ハマニガナ(由布島亜熱帯植物楽園)

最後は特に沖縄とは何も関係ないハマニガナ
こんなところにも元気に暮らしていたんだ、という訳だ



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