6.尾瀬ヶ原早朝撮影(1)
[2005年 6月23日(木)](その1)
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ミツガシワ(尾瀬 下田代) |
さて、山小屋に入ると夕食は午後6時
この時期には夕食後に他の宿泊者とお話しをするというほどの宿泊者はいない
しかも、テレビもなければ本や雑誌もない
ということで風呂と夕食が終われば寝る他はない
というわけで、山小屋泊まりは日頃の睡眠不足を一気に解決した上に
それでも翌日の朝は早いということになる
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イワカガミ(尾瀬 下田代) |
しかも、山小屋を一歩出たところはもう完全な尾瀬のまっただ中
そんなわけで最初のワンカットは、04:55
とりあえず尾瀬ヶ原のミツガシワ/イワカガミである
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朝の霧景(尾瀬 下田代) |
ほとんど人の居ない尾瀬ヶ原で静かに夜が明けてくる
光不足のやや薄暗いところから少しづつ明るさが増してくる
そんな中で遠景の霧がほんのりと樹木をシルエットにしている
見とれている暇はない
一刻の休みもなくシャッターを切り続けなければならない
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ヒメシャクネゲ(尾瀬 下田代) |
遠景だけではない
近景の小さな花に射し込む光ですら刻々と変化している
気分はゆったり、だが、手足は忙しく動かしながら早朝の撮影は進んでゆく
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ヤマドリゼンマイ(尾瀬 下田代) |
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ヤマドリゼンマイ(尾瀬 下田代) |
ある意味、尾瀬を代表する植物であるヤマドリゼンマイにも朝の光が射し込んでいる
清々しい光は一刻も同じ状態を保っていない
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ヤマドリゼンマイ(尾瀬 下田代) |
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ヤマドリゼンマイ(尾瀬 下田代) |
ヤマドリゼンマイ、アップでも引いても
レンズを変え、アングルを変えさまざまな撮影方法をしてみる
どうやっても写真になるのが尾瀬というところだ
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はるかな尾瀬(尾瀬 下田代) |
レンズやアングルはさまざまに返られるが、撮影位置だけは木道を一歩もはずれることが出来ない
前後に動くのは差し支えないが左右に動くのは御法度だ
この木道は竜宮小屋の方に続いている
朝食前にどこまでゆけるかは判らない
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ヒメウツギ(尾瀬 下田代) |
尾瀬ヶ原に木が生えているのは、川が流れている前後にある拠水林と言われるところだけだ
見通しのよい尾瀬ヶ原とは少し違った雰囲気になる
あまり目立つものはないがよく見るといろいろな花を見ることが出来る
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シラカバ(尾瀬 下田代) |
そう、遠くから見えるシラカバがあるところが拠水林だ
小さな帯状の林になっていて、もちろん、帯に沿って川が流れている
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レンゲツツジ(尾瀬 下田代) |
尾瀬ヶ原に咲く鮮やかな赤はレンゲツツジ
つぼみが膨らんで今にも咲きそうに見える
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シラカバ(尾瀬 下田代) |
少しづつ竜宮小屋の方に向かっている
もう少し進んでも朝食までに戻れるだろうか
そういうチェックをこまめにしながら少しづつ前進してゆく