花追い人のホームページ    尾瀬花紀行8
(2006. 9.23 up)

8.雨の中の尾瀬ヶ原散策

[2005年 7月12日(火)](その1)




雨の中を出発(尾瀬 山の鼻)
雨の中を出発(尾瀬 山の鼻)

尾瀬入山の1日目に至仏山へ登って、山の鼻側に下山した
そのまま山の鼻山荘に宿泊しての第2日目は朝からしっかりと雨
山小屋の軒下からしたたり落ちる雨水がきちんと写真に写るくらい
もちろん、危険を感じるような雨ではなく、雨具の用意もあったのでそのまま出発することにした



シラカバ・ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
シラカバ・ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

いづれにしても、この日は尾瀬ヶ原をあちこち散策するだけの予定であったから
天気が悪ければ悪いなりに尾瀬ヶ原を楽しめばよいということである
雨は湿原の花をより美しく見せるのだから、これもまた良しということである



雨の尾瀬ヶ原(尾瀬 尾瀬ヶ原)
雨の尾瀬ヶ原(尾瀬 尾瀬ヶ原)

青空こそ望めないものの、湿原のハイカー達は色とりどりの雨具に身を包み、
それなりに湿原の彩りとなっている



ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

山の鼻から牛首へのコース上
突然、辺り一面が黄色に染まるところが目に入ってくる
もちろん、満開のニッコウキスゲが群生しているということだ



オゼコウホネ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
オゼコウホネ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

湿原の黄色い花はニッコウキスゲばかりではない
池塘には鮮やかな黄色の花であるオゼコウホネも満開になったところ
葉が水面から立ち上がる、普通のコウホネとは違って、水面に平に葉を広げる
また、花心の部分が赤く見えるのも普通のコウホネとは異なった特徴



ナガバノモウセンゴケ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
ナガバノモウセンゴケ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

雨の中で嬉しそうにしているのは尾瀬ヶ原のような貧栄養(水がきれいということ)なところでは多く見かけることができるモウセンゴケ
尾瀬では普通の(マルバ)モウセンゴケよりもナガバノモウセンゴケの方が見かける頻度が高い



ホオアカ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
ホオアカ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

身体は小さくて地味だけれど、周囲に楽々と轟いてしまうくらいの声量の持ち主であるホオアカ
姿は良く探すとこんな小さな木の天辺を占領していた



ヒオウギアヤメ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
ヒオウギアヤメ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

池塘の水面には大きく雲が写り込んでいて、やや単調な風景
そこにたった一輪のヒオウギアヤメが参加することで突然一幅の日本画のようになった



シラカバ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
シラカバ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

シラカバの向こう側を歩いてゆくハイカーの雨具は、赤・青・黄色
手前の黄色は一面のニッコウキスゲだ
これもまた、湿原の彩りでもある



ヤナギトラノオ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
ヤナギトラノオ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

葉よりも下の方に咲くからちょっと目立たない部類の花になる
ヤナギトラノオ、私にとっては尾瀬でお馴染みになった花ではある



ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原)
ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原)

この章の最後は雨に濡れたニッコウキスゲ
雨の中を歩かないと見ることの出来ない美しさである



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