13.竜宮小屋近くにショウキランを見る
[2005年 7月12日(火)](その6)
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オゼヌマタイゲキ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
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オゼヌマタイゲキ・カラマツソウ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
午後になっても相変わらず様々な花を見せながら
散策者の目を楽しませてくれる尾瀬ヶ原を彷徨している
これでも花なのというようなグリーンの花はオゼヌマタイゲキ
グリーンの中のわずかに黄色い部分が花である
右の写真の白く見えるのは、カラマツソウという別の植物の花だ
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カラマツソウ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
そう、これがカラマツソウ
この雄しべだけがツンツンと目立つ花を尖った針状の葉が放射状につくカラマツの葉に見立ててその名がついた
しかし、花壇にあっても見落としそうだが、湿原ではとても美しく見える
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木道(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
湿原の上を縦横に走っているのは木道だ
最初は歩行者が汚れたり怪我をしたりするのを防ぐために設置されたのだが
今では。歩行者の踏み荒らしから湿原の方を守るためというように役割が反転している
とは言っても、歩行者を保護する機能が無くなった訳ではない
木道の両側にはびっしりとチングルマの穂が揺れている
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コバイケイソウ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
コバイケイソウは一年ごとに花を付ける
個々の個体が1年置きというのではない
今年は全国的にコバイケイソウが咲いたということは
来年は全国どこにもコバイケイソウが咲かないと
そういう現象が起きている
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ヤマドリゼンマイ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
山で採るゼンマイではなく
山鳥というキジの仲間の鳥の長い尾に因んでいるという
これも尾瀬を代表する植物のひとつかも知れない
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ショウキラン(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
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ショウキラン(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
尾瀬でも、あそことここという感じで滅多に見られない
だが、見られる場所が決まっているということはそこへ行けば毎年出会えるということでもある
五月人形も鍾馗(しょうき)さまの帽子の形に似ていることからその名がついた
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ショウキラン(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
葉が無く、栄養分は自ら生産することはなく他に寄生している葉緑素を持たない植物である
今年はもたくさん咲いたところに出会えることが出来た