14.暮れゆく尾瀬ヶ原にヤマオダマキを見る
[2005年 7月12日(火)](その7)
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ヤマオダマキ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
そろそろ山小屋に帰らなくてはいけない時刻が迫っている
竜宮小屋付近でショウキランを見てから見晴地区の小屋へ踵(きびす)を返す
まずは、群生ではなく少数精鋭のヤマオダマキから今回はスタートとすることになった
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クルマムグラ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
大きな葉は花が終わって葉が巨大化したミズバショウのもの
その前に華奢なクルマムグラが本当に虫眼鏡サイズの花を咲かせた
尾瀬という巨大な自然を構成している小さな小さな自然のモザイクのひとつである
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ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
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ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
足元の小さな自然を見ながらの散策である
ふと目を上げるとこんなにも気持ちのよい空間が広がっている
当分は尾瀬通いから足が洗えない
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ヒツジグサ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
スイレンと言っても花の直径は2センチとか3センチとか
日本に自生するスイレンはこんなに小さなヒツジグサという種類だけ
だけど、いくら小さくても存在感は一人前だ
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池塘(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
湿原のあちこちに小さな池塘が散在する
尾瀬らしい、そんな風景
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リュウキンカ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
ミズバショウとペアになったようにいつもいっしょに黄色い花を咲かせるリュウキンカ
その花が終わるとこんなポンポンダリアみたいに変身する
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雪解け水(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
川や瀧のような動的な風景に対して
湿原の風景というのは静的に見えるのだが、きれいな水にいつも満たされていると言うことは
絶え間なく新しい水が流入して同じ量の水が流出しているということだ
ふつうは流れている過程は見えないが、なにかの弾みで見えてくることがある