16.朝の光と水滴と−早朝撮影
[2005年 7月13日(水)](その2)
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ヤナギトラノオ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
山小屋での2泊目を終えて、朝食前の撮影が続いている
朝の光のドラマが一段落したので、これからは水滴とまだ低い光のドラマに撮影テーマが移行してくるのは自然な流れだ
ヤナギトラノオなんかもびしょびしょに濡れていてそれが朝の雰囲気を醸し出している
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ハクサンチドリ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
ハクサンチドリの花にも無数の水滴が付いている
それよりも脇役として画面の中に登場している手前と奥の細い葉にはびっしりと水滴が連なっている
木道の上でカメラ位置には制約もあるが、その水滴が少しでも輝く位置を探して撮影をする
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スミレsp(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
ひっそりと目立たずに足元にスミレが咲く
ツボスミレ(ニョイスミレ)に見えるが、普通のツボスミレよりも明らかに紫色が濃い
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水滴(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
たぶんアシの葉っぱだと思う
ビーズなのか真珠なのか、一列に並んだ水滴が朝の光を受けて輝き出す
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カラマツソウ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
白い花火のようなカラマツソウの花、
そして、茎に沿うように水玉の連続
どちらが主役と言うこともない、正に競演というのが相応しい
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オゼヌマタイゲキ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
05:53
朝食前の撮影をひとまず終えて山小屋に戻る
朝食と一休み、そして、荷造りをして再び尾瀬ヶ原に戻る
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ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
06:24 見晴地区、檜枝岐小屋を出発:ちょっとだけ東電小屋方面に向かう
ほとんど大急ぎの朝食であった
まだ朝の光が消えないうちに尾瀬ヶ原へ戻る
まだニッコウキスゲは横からの光の中にいた
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ヒオウギアヤメ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
日中の上からの光を受けている時と、朝の横からの光を受けているときでこんなにも表情がことなっている
少し固い光が、ヒオウギアヤメの凛とした雰囲気を見事に引き出している
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トキソウ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
佐渡島で絶滅回避のための懸命な増殖活動が行われている野鳥のトキ(朱鷺)
その羽根に微かに残る朱鷺色の花を咲かせることからトキソウという
そんな微妙なピンクが美しい