19.ニッコウキスゲの尾瀬ヶ原を独り占め
[2005年 7月13日(水)](その5)
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マルバノモウセンゴケ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
尾瀬ヶ原をあちこちしているが、ようやく山の鼻方向に足を向けたところだ
湿原の昆虫ハンターであるモウセンゴケがやけに赤く毒々しい
こんなに赤い警戒色なのに昆虫は逃げてゆかないのだろうか
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ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
先程から前後に誰も居ない
寂しいくらいなのだが、考えてみたらずいぶんと贅沢なことでもある
とにかく見渡す限りの尾瀬を私ひとりで借り切っている
ニッコウキスゲは今日一日だけの花
もしかしたら、私だけしか見ないで終わった花もあるかも知れない
そんな贅沢がし放題である
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ニッコウキスゲ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
あまりにもたくさん、あまりにも一面に咲いているので
逆になんとか一本の木を探して、画面をニッコウキスゲだけで埋め尽くされないようにしてみた
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サンカクイ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
葉の途中にこんな花が咲く
これって、近くで見るというより、同じ空間で息をしてみると分かるのだが
生命力に溢れていて、生き生きとした息づかいが伝わってくるようだ
すごく美しく見えるんだぜ
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木道(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
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木道(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
あ、人が居た
という感じでカメラを向けてみる
考えてみれば当たり前だ
こんな素晴らしいところがいつまでも独り占めの訳が無い
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ヒオウギアヤメ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
いづれアヤメかカキツバタなんて訳で、
花被片(花弁とそれによく似た萼片)の根元部分に文目模様(あやめもよう)があるものがアヤメだと教わる
ただ、アヤメは内側の3枚の花被片がウサギの耳のように立ってみるのに対して
ヒオウギアヤメはそれが見えない
尾瀬では、アヤメを見かけることが無く、ヒオウギアヤメかカキツバタになる
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セリ科sp(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
そういえば、尾瀬ヶ原では案外セリ科植物を見かけないかも知れない
セリ科は種類が多くて正直なところよく分からないんだけどね
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ヤナギトラノオ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
そうすっかりお馴染みになってしまったヤナギトラノオ
それでも、これだけにぎやかに花を付けているのはあまりないかも知れない