21.鳩待峠に戻って−旅の終わり
[2005年 7月13日(水)](その7)
とうとう最終回を迎えてしまった
なんだなんだいいながら、昨年の夏の尾瀬が一年以上も後の冬を迎えるころまで掛かってしまった
にもかかわらず最後までお付き合い頂きありがとうございました
今回の旅は山の鼻の直前、
山の鼻で一休みして
最後の鳩待峠までの坂を登る
そこからバスに乗って尾瀬戸倉の並木駐車場まで乗合タクシーに乗る
それで、次はいつ来ようかとそういうところだ
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オゼコウホネ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
葉を見るとまるでスイレンのようだ
葉が水面から飛び出すコウホネとは違って、水面に葉があるのがオゼコウホネ
花の中心に赤いところが見えるのもコウホネとの違いだ
なんかとてもいい感じだ
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トンボ(尾瀬 尾瀬ヶ原) |
トンボの交尾スタイルはハート形
でもここでは3匹が組んずほぐれつになったので普通のハート形にならなかったようだ
なにがどうなってるんだか分からなくなってる
いわゆるひとつの乱れた関係のようだ
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ショウキラン(尾瀬 山の鼻) |
山の鼻から鳩待峠の坂道で、唐突にショウキランが見られた
こんなところで見たことも無い
聞いたこともない
誰かがなんらかの目的で植えたものだろう
このまま殖えることもなさそうだ
おそらく今年限りのショウキランとなるであろう
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カキラン(尾瀬 鳩待峠へ) |
花がだいぶ落ちてしまった
まばらになってしまったカキランである
花の盛りの美しいころの面影は全くなく本来の形も失っている
カキランはこんな形のものだという風に思わないでくださいという妙なコメントをあえてつけておくことにする
なんか風情を感じて撮影したということではあるのだが
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ヒメヘビイチゴ?(尾瀬 鳩待峠へ) |
高山植物という感じもしないのだがなんかとても自然度の高い感じがした
下界の道ばたのヘビイチゴとは氏素性が違うんじゃないだろうか
そんな感じであった
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オオレイジンソウ(尾瀬 鳩待峠へ) |
開き損なったトリカブトという風情である
なかなか口先を開かないのがレイジンソウという訳だ
因みにトリカブトというのは、雅楽奏者の帽子である鳥兜(とりかぶと)からの命名
雅楽奏者のことを伶人(れいじん)ということから命名されたのがレイジンソウという訳だ
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サンカヨウ(尾瀬 鳩待峠へ) |
6月頃あちこちで見かけたサンカヨウは、花が終わってこんな風に実になった
カニの目のようだ、ETの目のように見えることもある
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ショウキラン(尾瀬 鳩待峠へ) |
本当に最後までありがとうございます
またいつの日か、尾瀬の空の下でお会いしましょう