花追い人のホームページです。
シーズンズグリーティング
多摩動物園に幼稚園児の叫び声を聴く
10月第4週
(10月22日〜10月28日)


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ポートレイト−ダチョウ(多摩動物公園)今回はタイトルに問題ありだ。
ほんとうは動物にも季節による行動サイクルがあるのだろうが、とくにそれを撮影しているわけではない。
たまたまこの時期に動物園へ撮影に行っただけのことだ。
あまり固いことを言わずに動物園での写真と駄文につきあっていただこうというものだ。

動物園。
しかも多摩動物公園なんて何年(何十年)ぶりだろうか。
平日の動物園はどんなに閑散としているだろうと想像していたが、幼稚園、保育園の団体がいくつもいくつも正門の前に整列して賑やかなことしきりであった。
しかし、おおむね行動範囲が限られてるから園内のたいていのところは誰もいない。

自然状態の中で動物を見るのが理想的かも知れないが、檻の中であっても本物の動物を見たときの子どもたちの感動は本物だ。
それは、自然状態のものをテレビなどで見たときよりもはるかに大きい。
それが動物園の存在意義になっている。
子どもばかりではない。大人も動物を見たときの驚きと感動は子供と同じである。

ところで、毛のあるものは逆光線で写す。
ネコヤナギのほかほかとした花穂でも女性のポートレートでも同じだ
(女性のポートレートでは逆光線の他に顔が見えるようにレフで光りを起こす)。
毛のところに後ろから光りがあたりラインライトと呼ばれる光りの輪郭が出来上がる。

仲良し−チータ(多摩動物公園)ダチョウの表情や愛らしい顔よりも頭から首にかけてのラインライトが美しく印象的だ。

チーターの檻はガラス張りの近代的な建物。
だから、ほんとうに目の1メートル、いや、ガラス1枚に遮られるとしても、手を出せば届く距離のところで、かのチーターを見ることが出来る。
つがいでじゃれ合ったりして始終くつろいだ雰囲気のなかではあるが、やはり哺乳動物最速の動物の自信と貫禄が感じられる。

話はかわるが、10月下旬の箱根といえば "ススキの穂" ということで、仙石原台ヶ岳へまわってみた。
期待に反してススキのほうはまだ少し早かったようだが、秋晴れのすがすがしい青空が頭上いっぱいに広がって一日の晴天を約束してくれた。
さわやかな朝が一日の英気を与えてくれる。
至福のひととき。
さすがにこの時期になると箱根湿生花園でも花の数は少ない。

ニシキギ紅葉(箱根湿生花園)秋の花がほとんど終わってしまったのだ。
枯れ草の根元にところどころ、ヤマラッキョウ。
この花はたくさん群がって咲くのではなく、あちらにひとつ、こちらにひとつと、まばらに咲くので淋しい感じだ。
ニラやネギ、アサツキなんかの仲間。

箱根の紅葉は遅い。
北海道や東北からの紅葉の便りより遅いのは当然として、富士五湖方面よりも、さらには東京都内の紅葉よりも遅いという感じである。
この時期ではまだまだ。
カエデとかサクラとかの普通の紅葉は始まってもいない。
どこでも紅葉の先陣を切るニシキギがようやく赤く染まったところ。


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