花追い人のホームページです。
シーズンズグリーティング
4月第4週(4月27日〜5月 3日)
ゴールデンウィークに入った神代植物公園
(2003. 4.17)

 
[4月28日]

カマッシア(神代植物公園)
[写真1]:カマッシア(神代植物公園)

真ん中の穂の周りにつぼみがたくさん付いていてひとつ、また、ひとつ。
順番に開花してゆく。
そのひとつひとつの花が花火に似ている。
打ち上げ花火、いや線香花火。
ぱちぱちと花が咲いてやがて消えてゆく。



ミヤコワスレ(神代植物公園)
[写真2]:ミヤコワスレ(神代植物公園)

承久の乱で北条氏に敗れて佐渡ヶ島へ流された順徳上皇が、都を忘れようとして愛でた花は白菊らしい。
ミヤコワスレの原種であるミヤマヨメナはほとんど白い花だ。
その後色が濃いものが選別されたのだろうか、ミヤコワスレは青紫からピンクである。



カモジグサ(神代植物公園)
[写真3]:カモジグサ(神代植物公園)

印象的にはカラスムギとよく似ているが微妙に異なっているらしい。
ほんとうはよく区別できないのだが、似ていると言っても「属」レベルで区別されているようである。
派手さはないがなかなか美しい。



オウレン(神代植物公園)
[写真4]:オウレン(神代植物公園)

オウレン、とにかく小さな草で花が咲いても見つからないくらいだ。
実は花よりも大きいとはいえ目立たないことに変わりはない。
しかし、実の几帳面な形はどうだ。
ひとつでも見付けると次々に見つかってくるから不思議なものだ。



ベニバナカマツカ(神代植物公園)
[写真5]:ベニバナカマツカ(神代植物公園)

カマツカは「鎌柄」である。
材が粘り強いことから鎌や鎚(つち)の柄になることから名付けられた。
花の感じからするとそんなに大きな木とも思えないけれど、これで高さ5メートルにもなるのだからなかなかなものである。



サラサドウダン(神代植物公園)
[写真6]:サラサドウダン(神代植物公園)

ツツジというと例のロート型の花を思い浮かべるのだが、
同じツツジの仲間でこれとは全く異なる、壺型のスズランの様な形の花を持つ物がある。
ヒメシャクナゲ、ヤマモモ、アセビ、そして、ドウダンツツジである。
どうしてこんなに異なる形の花を咲かせる植物が同じ分類になるのかがよく判らないが、
このドウダンツツジに細かな赤い模様が入ったものをサラサドウダンという。



ベニドウダン(神代植物公園)
[写真7]:ベニドウダン(神代植物公園)

ドウダンツツジに細かな赤い模様が入ったものがサラサドウダンであれば、全面的に赤が入ったものはベニドウダンという。
ところで、「ドウダン」というのを漢字で書くと、「灯台」とする場合と「満天星」とする場合がある。



タンポポ(神代植物公園)
[写真8]:タンポポ(神代植物公園)

タンポポの黄色い花が、実は一つの花ではなくて、ひとつひとつの花弁に見えるところがそれぞれひとつの花である。
そういうことを小学校で習った。
小学校では花を解剖して花の構造からそのことを理解させる。
しかし、こうして種になったところを見れば、そのことは一目瞭然だ。
ひとつの花がひとつの種をつくったのだ。
それがそれぞれ風に乗って別々のところに旅立ってゆく。
そして、それぞれの場所で新しいタンポポになってゆく。



ヤナギトラノオ(神代植物公園)
[写真9]:ヤナギトラノオ(神代植物公園)

神代植物公園の池の中でこの花を見付けた時は驚いた。
尾瀬でようやく見付けた花であったからだ。
夏の尾瀬ヶ原でみつけた。
目立たない花で最初に見付けるまでにだいぶ見逃したものがあるかもしれない。
しかし、一度見付けてからはとても印象的であった。
そんな花をなんと東京都の神代植物公園でみつけたのだ。



フタリシズカ(神代植物公園)
[写真10]:フタリシズカ(神代植物公園)

フタリシズカは静御前とその幽霊が一緒に舞を踊る能楽「二人静」に因んでいる。
幽霊と舞うというどちらかというとおどろおどろしい古典能楽の世界だ。
しかし、実際の植物では花は2本が並んで咲くとは限らない。
3本、4本、5本という具合にたくさん並ぶことがそうめずらしくない。
これがみんな幽霊だとするとおどろおどろしいというよりコミカルですらある。



シライトソウ(神代植物公園) シライトソウ(神代植物公園)
[写真11][写真12]:シライトソウ(神代植物公園)

文字通り白い糸である。
全体の形は試験管ブラシのように一本の花茎から放射状に花を咲かせている。
たいていは草むらの中に隠れるように咲くので、この真っ白な色は案外目立ってくる。
なにかとても清楚な花で意外とファンが多いのかも知れない。

行儀良く並ぶシライトソウではなく、前後に大きく距離の差を作って写してみた。
もともとが接写撮影だから近いものと遠いものとの距離の差が強調されて出てくる。
近いものはぐんと大きく、すこし遠いものは急激に小さく写る。

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