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シーズンズグリーティング
5月第2週(5月11日〜5月17日)

トチノキ咲く−神代植物公園
(2003. 5. 1)

 
[5月12日]

[写真1]トチノキ(神代植物公園)
[写真1]トチノキ(神代植物公園)

季節感としての夏は、おおきく3つに区分されるという。
初夏、梅雨、そして、盛夏である。ゴールデンウィーク中に立夏を迎えたあたりから、6月ころの入梅までが初夏だ。
安定した天候が続き、一年中でもっともたくさんの花が見られるころだ。



[写真2]トチノキ(神代植物公園)
[写真2]トチノキ(神代植物公園)

この初夏の頃というのは、時により汗ばむようなこともあるけれど、感覚的には春という感じである。
新緑がまだまだ美しい時期でもある。
神代植物公園のグリーンギャラリーの正面のトチノキが最も輝く時でもある。



[写真3]トチノキ(神代植物公園)
[写真3]トチノキ(神代植物公園)

夏になると葉の色が濃くなって滅多なことでは後ろからの透過光線に輝くなんてこともなくなるのだが、
初夏のうちには薄い葉身を光が通り抜けること普通に見られる。



[写真4]チャイブ(神代植物公園)
[写真4]チャイブ(神代植物公園)

チャイブはネギと近い仲間のハーブだ。
初夏の強い光を受けてすくすくと成長している。
もちろんネギの仲間だから全草からいい匂いが漂ってくる。



[写真5]バイカウツギ(神代植物公園)
[写真5]バイカウツギ(神代植物公園)

ちょっとした山にはいると普通に見ることができる。
初夏を代表する白い花だ。
ただ、ウツギというとハコネウツギ、タニウツギ、ツクバネウツギなどのスイカズラ科と紛らわしい。
このウツギやバイカウツギなどはユキノシタ科。
両者はなんの関係も無い。



[写真6]トチノキ(神代植物公園)
[写真6]トチノキ(神代植物公園)

神代植物公園のグリーンギャラリーの真正面にあるとはいえ、なにかというとトチノキの撮影をしている。
特に花が咲いているわけでもなく毎度撮影しているところをみるとよほど好きなのだろう。



[写真7]シャクヤク(神代植物公園)
[写真7]シャクヤク(神代植物公園)

花だけを見るとボタンととてもよく似ている。
しかし、ボタンは木でシャクナゲは草である。
葉の様子もかなり違うから見誤ることはない。
しかし、栽培上はシャクヤクの台木にボタンを接ぎ木するという。
実に草に木を接ぎ木するのだ。



[写真8]ヒメサユリ(神代植物公園)
[写真8]ヒメサユリ(神代植物公園)

おそらく可愛らしい花の代表格といえるのだろうと思う。
清楚、控えめ、などあらゆる形容詞を独占している。
そして、なによりも夏を強くイメージしている。

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