8月第4週(8月24日〜8月30日)
ナツズイセン大群落−昭和記念公園
(2003. 8.14)
[8月27日]
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[写真1]ナツズイセン(昭和記念公園) |
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[写真2]ナツズイセン(昭和記念公園) |
[写真1]ナツズイセン(昭和記念公園)
今の植物学ではユリ科からヒガンバナ科あたりの分類がややこしくなっている。
そのなかでユリ科とヒガンバナ科を分けるのならもっとたくさんの科になるのかもしれない。
そこいらへんを整理するまでは一旦全体をユリ科に統合して、・・・。
そういう訳で最近の分類学ではヒガンバナ科というのは廃止されている。
とは言っても、ヒガンバナの仲間には印象的な植物が多く、
ヒガンバナ、キツネノカミソリ、ナツズイセン、スイセン、スノーフレーク、クンシラン、アマリリス、などなど。
ナツズイセンはもっともヒガンバナ科らしい植物のひとつだ。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D003)
[写真2]ナツズイセン(昭和記念公園)
さて、昭和記念公園の西立川口から入って右に回り始めた頃、この大群落に遭遇したと言うわけだ。
しばらくナツズイセンと大格闘をした。
その割にバリエーションは撮れていないかも知れまい。
印象的な色なのだがすべて同じ色のためバリエーションは撮りにくかった。
この曖昧な色がナツズイセンの特徴なのだが、それにしてもどの花も見事に同じ色である。
そう言えば、ヒガンバナやキツネノカミソリなども、花色に特徴があるもののいづれも単色の花色のようだ。
(白や黄色のヒガンバナは、それぞれシロバナマンジュシャゲ、ショウキランという別種だ)
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D009)
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[写真3]ナツズイセン(昭和記念公園) |
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[写真4]ナツズイセン(昭和記念公園) |
[写真3]ナツズイセン(昭和記念公園)
アップにしたり引いて撮ったり、背景の色を変えたり、前ボケを利用したり。
現場で考えられる限りを尽くして見るのだが意外とバリエーションになってくれない。
ぐぐっとアップで迫ってみる。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D015)
[写真4]ナツズイセン(昭和記念公園)
茎の先端に咲いている花が、たくさんの花が輪生で並んでいると言うことがよく判る。
ひとつづつが別々の花になっていて、3枚の花弁と花弁に3枚の萼片だ。雄しべがぐぐっと突き出している
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D017)
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[写真5]ツユクサ(昭和記念公園) |
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[写真6]ツユクサ(昭和記念公園) |
[写真5]ツユクサ(昭和記念公園)
特に植えたものでは無いかも知れない。
ツユクサである。
本当は3枚の花弁のようだが、1枚は隠れてしまって2枚の花弁がよく目だつ。
ミッキーマウスの耳のようだ。
微かな音も聞き逃すまいと耳を澄ませているように見える。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D058)
[写真6]ツユクサ(昭和記念公園)
ツユクサといえば露草と書く。
朝露がよく似合うからとか言われるとそうかなと思ってしまう。
実は、この花の青い汁で着物に印を付けた。
染料と言う人もいるがそうではない。
この印はいつの間にか消えてしまう。
今で言うチャコのようなものだ。
この用途からツキクサというのが転じてツユクサになった。
そういえば、この花、花が終わっても散るということは無い。
いつの間にか溶けてしまう。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D059)
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[写真7]ハギ(昭和記念公園) |
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[写真8]ヒルガオ(昭和記念公園) |
[写真7]ハギ(昭和記念公園)
ハギの花をどういう風に撮影するのかいつも迷っている。
枝振りを捉えるか花をアップにするか。
それとも、・・・。
今回はとりあえずアップ。
後ろに葉っぱを少し見えるようにしてみた。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D064)
[写真8]ヒルガオ(昭和記念公園)
5枚の花弁の様だが全部癒着してひとつの筒になっている。
白い線は花弁と花弁の間にあるのか、それぞれの花弁の中央にあるのか。
ほんとうのことはよく判らない。
この白い線がはっきりしているのがとても印象的だ。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D076)
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[写真9]ヘクソカズラ(昭和記念公園) |
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[写真10]ヘクソカズラ(昭和記念公園) |
[写真9]ヘクソカズラ(昭和記念公園)
もちろん花にとても臭い匂いがすることから屁糞葛である。
それにしてもひどい名前だ。
確かに匂いは必ずしも芳香とは言えないまでもこれほどの名前を付けられた植物は多くはない。
但し、この名前、覚えるにはすこぶる都合が良い。
たいていの人は一発で覚える。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D078)
[写真10]ヘクソカズラ(昭和記念公園)
名前の印象度ではまず随一。
サオトメバナとかヤイトバナとかの別名を広めようとなにかと努力した人たちもあったが、インパクトが足りなかった。
未だに普及したという話を聞かない。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D086)
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[写真11]ヒマワリ(昭和記念公園) |
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[写真12]ヒマワリ(昭和記念公園) |
[写真11]ヒマワリ(昭和記念公園)
渓流広場のレストランで一休み。
お昼ご飯にした。
そのレストランの一泊に数本のヒマワリを見付けた。
もっと一面のヒマワリも有るのだろうが、とりあえずこれでワンカット。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D098)
[写真12]ヒマワリ(昭和記念公園)
先ほどのヒマワリと同じところで一面のものにはほど遠い。
この画面に写っているのがほとんど全部である。
両端のものを半分くらいカットするように撮影しているので画面の外側まで広がっているように見える。
写真は嘘つきだ。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D118)
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[写真13]サルスベリ(昭和記念公園) |
[写真13]サルスベリ(昭和記念公園)
ちょっと咲き始めたばかりのサルスベリ。
このくらいだとまだあまり暑苦しさは感じない。
これが満開にでもなろうものなら暑苦しくてたまらない。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D103)
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[写真14]大きな木(昭和記念公園) |
[写真14]大きな木(昭和記念公園)
昭和記念公園は、昭和天皇のご在位50周年を記念して作られた。一番広い「みんなの原っぱ」の中央にそびえるケヤキはこの公園のシンボルツリーだ。ケヤキは普通、ほうきを逆にしたようになる、樹齢を重ねるごとにこのような丸い形になることがあるようだ。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D122)
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[写真15]カカリアセージ(昭和記念公園) |
[写真15]カカリアセージ(昭和記念公園)
ずっと、ブルーセージとかブルーサルビアとかいうので良いものと思っていた。
まあ、ブルーであり、セージでもあり、サルビアの仲間でもあるのだが。
本当は、サルビア・カカリアエフォリアまたはカカリアセージというらしい。
最近よく見かけるハーブである。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D139)
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[写真16]サギソウ(昭和記念公園) |
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[写真17]サギソウ(昭和記念公園) |
[写真16]サギソウ(昭和記念公園)
花の写真を撮る人の間で、昭和記念公園のサギソウはちょっと有名である。
木箱にびっしり植えられたサギソウを撮影用に貸し出しているのである。
それを好きな背景のところに持っていって思うように撮影するのだ。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D148)
[写真17]サギソウ(昭和記念公園)
いくら何でも、鉢植え花をあちこち持っていって撮影するんじゃあまりにも悲しい。
と言って貸し出しようの鉢以外のサギソウは近づけなかったり三脚使用禁止だったり。
ようやく撮影可能なものを見付けた。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D158)
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[写真18]アサガオ(昭和記念公園) |
[写真18]アサガオ(昭和記念公園)
あまりコメントを必要としないだろう。
花の名前はさっぱりという方でもアサガオはよくご存じ。
なんとなく小学校の頃の夏休みの宿題を思い出して懐かしく思う方といやな思い出の方がいらっしゃるんだろうな。
毎日水遣り、毎日早起きして観察。
それは決して楽しいばかりの作業ではなかった。
CANON EOS-D60 2002.8.27(火) (020827D161)
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