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シーズンズグリーティング
1月第3週(1月14日〜1月20日)

葛西臨海公園で冬の野鳥の暮らしを感じる

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 週休2日制が定着してからずいぶん長いこと経ってしまった。それ以前なら6連続勤務、7連続勤務
モズ(葛西臨海公園)なんて珍しくも無かったけれど、週休2日に慣れてしまうとたまたまの7連続勤務でもやたらに休日が恋しくなる。そうしたことで、やっと迎えた休日である。昨日は神代植物公園まで出向いたにもかかわらず雨にたたられて、一カットも撮影にはならず手ぶらで撤退した。少し前だったら雨だから撮影できないなんて考えられなかった。雨の日は雨の日でなければ撮れない写真とうそぶいていたのだが、このところ、このあたり、すっかり根性が無くなったようだ。雨だから撮れないのではなく、雨で気分が消極的になっているから撮れないのである。
[1月20日]
 そして、本日は典型的な冬晴れとあって冬の野鳥を求めて葛西臨海公園へ出向いた。サンクチュアリの観察窓のすぐそばにモズ。しばらく滞在してくれてアップの写真をたくさん撮らせてくれた。さすがに森の哲学者というニックネームのとおり見るからに賢そうな鳥である(写真1)。
 ウォッチングセンター前の池の前まできたら突然カワセミが飛び出した。ここでカワセミを見たのはメジロ(葛西臨海公園)初めて。あまりのことに撮影どころではなかった。この場所にしばらくいたらハクセキレイ、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、メジロ(写真2)など。特別に珍しい野鳥はいないけれど、人気の少ない冬の公園でのびのびとした野鳥の姿を見ているのはいいものだ。短い時間に次々といろんな野鳥が現れ、至福の一時であった。池は夏になると熱帯スイレンが咲くが、今頃は枯れたアシが見られるくらい。こんな連中のひとつがツグミ。ツグミというと公園の芝生が張られた広場をツ、ツツツと走り抜けてはしばらく行くと胸を張った姿勢でピタッと立ち止まる。立ち止まってはツ、ツツツと走る、というイメージが強いけれど、木の枝にとまったときは普通の鳥と変わらない。ちょっと大きくて胸の褐色模様がよく目立つ。葛西臨海水族園の巨大なガラスドームを背景にしてちょっと胸を張った。
 本当はダイサギとチュウサギの区別はよく分からない。その名の通り、大きさが違うということだがチュウサギ(葛西臨海公園)、実際フィールドで見たときにはコサギとチュウサギの大きさならまず間違うことはないのだが、チュウサギとダイサギの大きさだと結構判らないものだ。大きさで区別がつかないとするとチュウサギの方は全体にずんぐりむっくりしているというくらいの差異だ。だから本当のところは判らない。チュウサギはやや珍しいから、たいていはダイサギとしておけば間違いのないところだ。今回はやや違和感があるのでチュウサギとしておく。ちょっと自信がないので間違っていたら平にご容赦を(写真3)。
 オナガってちっともめずらしい野鳥ではない。都内でも特に公園なんかではなく一般的な住宅地でもしょっちゅう見掛ける。かなり大きくて目立つ上たいていは群で行動するからまず気がつかないということはない。普段は比較的接近遭遇することも多い。ところが、カラス科の鳥には人の心を読む力があると言われるように撮影するという意志があるとじきにいなくなってしまう様だ。
 葛西臨海公園での撮影を終えたら、向島百花園へ回って少し花の撮影をするのが常となっている。この日もその通りのコースを取ったけれど、向島百花園では少しツバキを撮ったくらい。詳細に付いては今回は割愛することにする。

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