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シーズンズグリーティング
2月第2週(2月11日〜2月17日)

湯河原梅林、熱海梅林、修善寺梅林

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梅花ひとつ(湯河原梅林)[2月15日]
 湯河原梅林はようやく名前を知っていただけのところ。場所も分からなければどの程度の名所なのかについても全く予備知識はなかった。カーナビでも地図でも確認できなくてとりあえず湯河原の町へ行ってみる。いつの間にか万葉公園の前に出たので車を止めて一周。万葉公園の前のバス停にあった地図でだいたいの位置をカーナビにセット。カーナビには途中の道路は無かったけれどとりあえずここらあたりといって向かって行く。そのうち梅祭りの看板がたくさ現れた。それをたどってなんとかたどり着いた。
 湯河原梅林というのはこの季節だけの暫定的な呼び方らしい。正式には幕山公園というようだ。幕山という山があり斜面一面に梅が植えられている。かなりの斜面を上り下りしながらの梅の鑑賞となる。耳障りなのは大音響の放送。サービスのつもりなのだろうが梅を見に来ただけの人が地元の大正琴のサークルの発表会を無理矢理に聞かされる義理は無い。一時的な雨、もしかすると雪に近い雨が降り始めたのでそうそうに場所を変えることにした。(写真1)

 とにかく観梅のはしごである。湯河原梅林を後にして熱海梅林へまわる。熱海梅林はどこよりも早い梅の開花。どこよりも長い梅の観賞ができるとのこと。有名観光地の有名梅林ということで平日とはいっても大変な人出。駐車場の前に何回行っても通過しろとの交通整理。こ紅梅咲く(熱海梅林)こはいつもの来の宮駅前の駐車場に車を入れ15分くらい歩く。熱海梅林は有名なだけあって梅の本数も多く花の状態もよい。しかし、とにかく観光協会の力が入りすぎていて観光客と土産物屋ばかり。落ち着いて花の観賞どころではない。(写真2)

ここでちょっと梅の薀蓄。
バラ科 サクラ属 
中国原産の落葉小高木。日本には薬用として古代に渡来。各地の庭園や梅林に植えられた。高さ6〜8m。花期は2〜3月。葉がでる前に香りのよい5弁花をひらく。花の直径は2〜3cm。白色、紅色、淡紅色のものもある。果実は直径2〜3cmのほぼ球形で、片側に浅い溝がある。6月ごろ、黄緑色から黄色に熟す。果肉は酸味が強いが、これはクエン酸とリンゴ酸。独特の酸味から、梅干し、梅酒、薬用などにつかわれる。葉や樹皮も薬用になり、幹は櫛(くし)、細工物のほか、染色にもつかわれた。
探梅は冬、観梅は春の季語。

ジョウビタキの観梅(修善寺梅林)[2月17日]
 なんだかんだといっても毎年必ず行ってしまうのが梅の咲く時期の修善寺梅林である。(昨年まではこの場所が修善寺自然公園だと思っていたが、修善寺梅林と修善寺自然公園は別の場所であるようだ)西梅林は紅梅中心の濃厚な梅林といった感じ。満開になると紅白混じり合うように見事な光景となる。気候(湿度とか)の関係なのだろうか。この辺りの梅にはウメノキゴケがたくさん付いているような気がする。(写真3)
 いったい今年は梅の名所をいくつまわったのだろうか。まあ、梅の時期は梅しかないのだから仕方がないのだが、そうだからこそ河津桜なんて聞くとかなりの距離をものともせず行ってしまう。河津というのだから河津七滝(かわづななだる)へ行ってしまった。この辺りには河津桜はほんのわずか。滝の通路にはヤブツバキが咲いていたくらい。まだ春の兆しは必ずしも強くはなかった。
 河津桜に関しては河津七滝ははずれに終わった。どこか別のところ(とはいっても時間・距離からいってまっすぐ帰ることになりそう)へ向けて車を走らせていると河津の桜祭りのにぎわいに遭遇。どうも河津駅の近くらしい。川辺にナノハナが咲き乱れ、その川に沿って河津桜の並木が走っている。急遽駐車場を捜してカメラを肩に周囲の散策となった。花を追っていると時折こういう不思議なことがある。平日にこんなところを歩いていて花の写真の仲間に会うなんて。

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