6月第2週(6月10日〜6月16日)
雨の日は雨の日の写真−花菖蒲、紫陽花。
梅雨である。
皆さんはこの時期、雨の降る日はいかがお過ごしですか?
梅雨の時期の花といえば、前回水元公園から紹介したアサザ、ハナショウブをはじめとして、今回紹介するアジサイ、ドクダミがある。
その他、ツユクサ、ホタルブクロなどなど。
いづれも雨がよく似合う花である。
雨の日に外へ出るのは確かにおっくうなのだが、思いきって傘をさして出てみよう。
雨の日には雨の日の楽しみがあるのだから。
[6月12日]
[写真1]:梅雨の咲く−ハナショウブ(本土寺)
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梅雨の時期。雨が降ると大喜びで撮影に出かける。
アジサイとかハナショウブとかツユクサとか。
梅雨の時期の花には雨がとてもよく似合う。
ここ数年この時期ばかり出かけているのが松戸市の「あじさい寺」、本土寺である。
あじさい寺というと鎌倉の明月院のほうが有名だが、本土寺も地元ではあじさい寺と十分通用する。
明月院はブルーで統一してあるが、こちらは色とりどりである。
あじさいの種類でも株数でもじゅうぶん明月院をしのいでいると思われる。
本土寺には無料の駐車場があるのだがアジサイの時期にこの駐車場を利用するのは至難の技だ。
周辺の空き地がすべて臨時の駐車場になる始末。
しかし、さすがに平日。なんとか無料駐車場に止められた。
ハナショウブやアジサイ。
梅雨の花はやはり雨がよく似合う。
とはいっても雨の中の撮影というのは機材の保護とかなにかと厄介なことも多い。
そして、なによりも光が無いというのが撮影上の問題である。
光のドラマが無いなりにフラットな光での色再現と水滴を使った撮影をしばし楽しむことにする。
[写真1:梅雨に咲く−ハナショウブ(本土寺)]
[写真1]:寺院に咲く−アジサイ(本土寺)
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本土寺というよりもアジサイ寺ということで有名なのだが、よく見るとほとんどがいわゆるセイヨウアジサイである。
アジサイはもともと日本に自生していたガクアジサイを日本で園芸化して作出された園芸植物。
これがいったんヨーロッパへ出てさらに園芸改良の後再び日本へ入ったのがハイドランジア、セイヨウアジサイである。
[写真2:寺院に咲く−アジサイ(本土寺)]
[写真3]:垣に咲く−ドクダミ
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本土寺での撮影を終えてややものたりないので帰り道に向島百花園へ立ち寄った。
ドクダミとは毒や痛みに効くことから「毒痛み」から転じたものといわれる。
また、10種の薬効があるという意味から「十薬」(じゅうやく)とも呼ぶ。
人家のまわりや林のまわりなど半日陰のところに群生することが多い多年草。
全体に特有の臭気がある。
茎は直立するが、途中で屈曲しながら伸びる。
葉や茎は紫色を帯びていることが多い。
[写真3:垣に咲く−ドクダミ]
撮影データ
写真1
梅雨の花−ハナショウブ(本土寺)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/400) +0.7EV Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.6.12(月) 9:52 (00558C-16)
写真2
寺院に咲く−アジサイ(本土寺)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f5.6 (1/40) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.6.12(月) 11:00 (00558C-29)
写真3
垣に咲く−ドクダミ(向島百花園)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/20) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.6.12(月) 14:05 (00558C-35)
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