7月第1週(7月1日〜7月7日)
梅雨明け間近、夏のきざしの楽しみ方。
皆様、ご無沙汰しておりました。
「バリ写真紀行」が完結編に近づくにつれて更新頻度がすさまじく上がって、毎日更新がしばらく続きました。
それと平行して、新企画の準備が白熱化していました。
当然、パソ子ちゃんも残業に次ぐ残業。
あまりにも過酷になって、ついにパソ子ちゃんが過労による高熱で倒れるという事態に至りました。
最初は冷却ファンの異音でした。
そのうち時々ファンが停止するという事態が発生、ついに、過熱による本体のダウンが頻発したんです。
お決まりのように分解という挙に出ましたが、敵もさるものです。
まったく動かなくなるという方法で抵抗に出てきました。
で、あえなく入院ということに。
そして、今日めでたく退院してまいりました。
なにも更新できなくなり、木曜か金曜にアップするというSeason's greeting連載の危機に直面しましたが、
なんとかぎりぎりセーフだったようです。
その間、多くの方からお見舞いを頂きどうもありがとうございました。
もう大丈夫です。ご心配をお掛けしました。
[写真1]:青空に−ネジバナ(神代植物公園)
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[7月4日]
専門のカメラ雑誌でも用語の混乱があるのでちょっと整理をしておきたい。
ローアングル/ハイアングルという言葉の意味である。
カメラを地面に近いところにセットするのか、三脚を目いっぱい高くして背伸びをして撮影するのかという問題はローポジション、ハイポジションという。
アングルというのは、もともと「角度」という意味で、カメラの光軸と地面との角度のことをいう。
そういう意味では、カメラを地面ぎりぎりに据え付けても、光軸が上を向いていなければローアングルとは言わない。
カメラをウエストレベルにセットしてもレンズが水平より下を向いていればハイアングルである。
とはいっても、なかなかカメラを真下に向けて背景に地面を取り込むと言うようなことは滅多にない。
この写真はもちろんローポジションのローアングルである。
フィッシュアイレンズが今までにないアングルの世界を広げてくれるであろうか。
[写真1]:青空に−ネジバナ(神代植物公園)
[写真2]:昆虫報花−リアトリス(神代植物公園)
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園芸種の植物についてはほとんど知識がないのでその手の本を紐解かなくてはならない。
切り花に栽培されているリアトリスには数種ある。
キリンギク(スカピタ種)は高さ2メートルにもなり、
玉咲きリアトリス(リグリストリス種)は茎頂に花が群れてボール状に咲き、
ユリアザミ(ピクノスタキア種)はほぼ1メートルで咲きそろい、
切り花にとくに喜ばれる。
とあった。
[写真2]:昆虫訪花−リアトリス(神代植物公園)
[写真3]:メルヘン−ガクアジサイ(神代植物公園)
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ガクアジサイ。
特に被写体が美しいと感じたわけではない。
被写体と光との関係で瞬時のうちにメルヘンの世界に引き込まれた。
肉眼とは異なる写真の世界が一瞬のうちに見えてしまった。
こんなことは、実は滅多にないことである。
肉眼ではもっと周囲も同時に見えているし、
被写体の奥の光の来る方向もピントが合って見えている。
もちろん玉ボケなんて見えないしこんなに明るく見えるわけでもない。
でも、ほとんど一発で三脚位置、レンズ選択が決定、
露出補正だけゼロ、+1、+2の3カット。
これは+1のカットである。
[写真3]:メルヘン−ガクアジサイ(神代植物公園)
撮影データ
[写真1]
青空に−ネジバナ(神代植物公園)
CANON EOS-1N SIGMA 15mm F2.8 EX FISHEYE
f2.8 (1/640) +1.0EV FUJICHROME Velvia(RVP)
三脚使用せず 1999.7.4(日) 9:50 (99543V-25)
[写真2]
昆虫訪花−リアトリス(神代植物公園)
CANON EOS-1N TAMRON SP500mm REFLEX F1:8.0
f8.0 (1/30) -0.7EV FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto 141RC 1999.7.4(日) 11:24 (99543V-30)
[写真3]
メルヘン−ガクアジサイ(神代植物公園)
CANON EOS-1N SIGMA 90mmAF-MACRO F1:2.8
f3.5 (1/15) +1.0EV FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto 141RC1999.7.4(日) 11:58 (99544V-6)
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