花追い人のホームページです。
シーズンズグリーティング
7月第4週(7月22日〜7月28日)

盛夏に咲く花−蓮と百合。

7月20日は海の日でした。
しかし、この日一日の祝日というよりは、この日を境に小学校から高校までの学校が一斉に長い夏休みに突入する。
また、関東地方は、例年ならばこのころに梅雨明けをする。
照りつける太陽、アイスキャンデー、海水浴、スイカ、……
本格的な盛夏。夏休みのスタートだ。
寒冷な高山などではたくさんの花が見られるが、平野部では盛夏の花は意外と少ない。
こんなころに都内で見られる花を紹介することにする。

[7月22日]

[写真1]:かたいつぼみ=ハス(神代植物公園)
かたいつぼみ=ハス(神代植物公園)

最近、神代植物公園では今一つ乗れていない感じが続いている。
日曜日に出掛けられなくなって仲間とわいわい撮影することからちょっと遠ざかっている。
そしてもう一つはきっちりとした植物写真がいまひとつ面白くないという感じなのだ。
マンネリなのかもしれない。
スナップ撮影のような、きっちりとしたところではなく、ちょっとした崩れが面白かったりする、そんな世界が広がりつつある。
[写真1]:かたいつぼみ=ハス(神代植物公園)


[写真2]:青い光の中で=オニユリ(神代植物公園)
青い光の中で=オニユリ(神代植物公園)

ヤマユリとオニユリの名前を取り違えて覚えている方は意外と多いと聞く。
あの白くて大きく、花弁の内側にたくさんの赤い斑点が付いているのがヤマユリである。
しかい大きさと斑点のイメージから赤鬼を連想したとしてもそう突飛な話ではない。
ほんもののオニユリの方は小振りの赤い花で、下向きに控えめに咲く。
鬼のイメージからはほど遠い。
ところが、こちらはクルマユリとかコオニユリとかの近縁種とよく似ている。
クルマユリはオニユリよりぐっと小型だがやはり赤く下向きに咲く。
その名の通り葉が輪生(輪生するものによく "クルマ" の文字が付く)するのが確実な識別ポイント。
コオニユリはオニユリよりわずかに小型だが、フィールドで大きさの違いを識別するのは難しい。
葉の付け根にムカゴが付けばオニユリである。
この写真からの識別は無理である。
[写真2]:青い光の中で=オニユリ(神代植物公園)


[写真3]:影のキャンバス=ハス(上野公園 不忍池)
影のキャンバス=ハス(上野公園 不忍池)

[7月23日]
例年、上野公園へハスを撮りにゆくのは8月に入ってから。
だから、まだ少し早いのはやむを得ない。
つぼみはたくさんついているけれど開花した花はほとんど無い。
案外知られていないのは上野動物公園内の方がいわゆるハス池よりもいいハスが見られるということ。
数年前に新築した爬虫類・両生類館のあたりがポイントである。
巨大なハスの葉に萩の葉だろうか。くっきりと影をおとした。
[写真3]:影のキャンバス=ハス(上野公園 不忍池)


撮影データ
[写真1]:
かたいつぼみ=ハス(神代植物公園)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L TELE-CONVERTER 2X C-PL
f2.8(×2) (1/50) (露出補正:0) FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.7.22(土) 12:33 (00567V-24)

[写真2]:
青い光の中で=オニユリ(神代植物公園)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f3.5 (1/40) (露出補正:0) FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.7.22(土) 13:30 (00567V-36)

[写真3]:
影のキャンバス=ハス(上野公園 不忍池)
CANON EOS-1N SIGMA 90mmAF-MACRO F1:2.8
f2.8 (1/400) (露出補正:0) FUJICHROME PROVIA100F PRO(RDPV)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.7.23(日) 12:07 (00568J-3)

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