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シーズンズグリーティング
8月第1週(8月5日〜8月11日)

花の少ない盛夏というけれど。

8月に入って暑さも峠というころになると、まずはユリのしんがリとしてカノコユリが咲きはじめる。
地方によって土用ユリとも呼ばれている。
この時期になると春から初夏の百花繚乱とはうって変わって開花している花も少なくなり、やや落ち着いた季節を迎える。


[写真1]:モミジアオイ(赤塚植物園)
モミジアオイ(赤塚植物園)

[8月5日]
そういえば、今年はモミジアオイを撮らなかった。
真っ赤な暑苦しい色、雌しべをつきだしたハイビスカス然とした花姿は常夏の国、ハワイを彷彿とさせる。
季節感、見るからに夏の暑さを具現している花ではないか。
毎年必ず撮影しているが、今年はこれがはじめて。
撮影場所は自宅の近くの小さな植物園。
[写真1]:モミジアオイ(赤塚植物園)


[写真2]:あざなえる=キンミズヒキ(神代植物公園)
あざなえる=キンミズヒキ(神代植物公園)

[8月8日]

植物の名前を覚えるときに、うまく関連つけることで、数種類の名前をいっぺんに覚える事が可能になる。
ミズヒキとキンミズヒキもその一つ。
上から見ると赤い花が並んで赤い紐にみえる、下から見ると白い花の紐に見えることから紅白の紐に見立てられたミズヒキ。
それとと同じ頃に咲くこと黄色の花を金色の水引に見立ててキンミズヒキ。
二色の紐に見える訳でもなく、そもそも紐に似ているわけでもない。
しかも、ミズヒキのタデ科に対してキンミズヒキはバラ科。
どこといって似ているところもない。
[写真2]:あざなえる=キンミズヒキ(神代植物公園)


[写真3]:湿地に咲く=ミソハギ(神代植物公園)
湿地に咲く=ミソハギ(神代植物公園)

神代植物公園は本園までは行っているが、水生植物園まで足を運んだのは久しぶり。
とっくに終わったはずのハナショウブが一輪だけ。
一面のカンガレイ、これは写真にならない。
ミズキンバイの黄色はちょっとめづらしい。
ヌマトラノオがややピークを過ぎての咲き残り。
ハスも今一つ。
イネはちょうど花盛り、この時期に晴れが続けば豊作だ。
ところどころにミソハギ。
ミソハギといえばお盆の花。
そういえばもうすぐお盆休み。
[写真3]:湿地に咲く=ミソハギ(神代植物公園)


撮影データ

[写真1]
モミジアオイ(赤塚植物園)
Canon new F-1 AE FD135mm F1:3.5
f3.5 (1/60付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Velbon Monopole 2000.8.5(土) 12:23 (00C22C-26)

[写真2]
あざなえる=キンミズヒキ(神代植物公園)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/160) (露出補正:0) FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.8.8(火) 12:03 (00573V-13A)

[写真3]
湿地に咲く=ミソハギ(神代植物公園)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/800) (露出補正:0) FUJICHROME Velvia(RVP)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.8.8(火) 14:04 (00573V-29A)

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