8月第2週(8月12日〜8月18日)
谷津干潟に野鳥を見る。
(暑いけど特別増刊)
今までは野鳥撮影は冬場の花のない時期の楽しみであった。
ところが、渡り鳥は冬鳥ばかりではなく、夏鳥もあるし春秋の旅鳥もある。
シギ・チドリは夏鳥でも冬鳥でもなく渡りの途中に日本を通過してゆく旅鳥が多い。
秋の渡りのピークが8月に始まっている。
干潟でもっとも多くのシギ・チドリを見られるシーズンになった。
今回ご紹介するのは、かのラムサール条約で有名な谷津干潟。
京葉線南船橋駅で下車して東南方面に少し歩き歩道橋を渡る。
歩道橋を下りていくと、もう、シギ類の細い声が聞こえはじめる。
下り立ったところが、谷津干潟。観察コースは、千潟を一周する遊歩道だ。
谷津干潟の大きな魅力のひとつは、シギ類、チドリ類が多く見られることだろう。
バードウォッチングの季節としては、4月下旬から5月中旬、そして、8月下旬から10月ごろがいちばんいい。
[8月17日]
[写真1]:優雅に=セイタカシギ(谷津干潟)
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旅鳥の多くは春と秋の渡りのコースを変えているため春に見られるものと秋に見られるものは別のものになっている。
秋は秋しか見られない旅鳥たちの姿を求めて、ラムサール条約登録地の谷津干潟へ出掛けた。
シギ・チドリの識別は難しいのだが、ムナグロ、キョウジョシギ、キアシシギ、アオアシシギ、ソリハシシギ、ハマシギなんかはたっぷりと満喫できる。
[写真1]:優雅に=セイタカシギ(谷津干潟)
[写真2]:水鏡=コサギ(谷津干潟)
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シギ類、チドリ類がおリるのは、千潟の中央部で、岸からは距離がある。
が、この時期は、シギ類やメダイチドリは美しい夏羽姿なので、識別は比較的容易にできる。
適当なところに望遠鏡を据えて、図鑑と比べながら、それぞれの鳥の特徴を確かめてみよう。
("日本列島野鳥maps 首都圏の野鳥" 日本野鳥の会 1993 p84)
コメントはこの文献から借用しています。写真は花追い人です。
[写真2]:水鏡=コサギ(谷津干潟)
[写真3]:白い天使=ダイサギ(谷津干潟)
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シラサギというのはやはり絵になる。
まず、この世のものとは思えないほどの白と華奢な体つき。
そして、優雅な身のこなし。
水面にうまく光が入って2羽以上が形よくファインダーに納まった。
この美しさは尋常ではない。
この鳥、鶴と違って案外ポスターやカレンダーに使われないのは鷺が "詐欺"
に通じるからとか。
[写真3]:白い天使=ダイサギ(谷津干潟)
[写真4]:相似形=ダイサギ(谷津干潟)
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しかし、シギたちの美しい声を聞いているだけでも干潟の鳥の魅力が伝わってくるものだ。
鳥の種類がわからなくともがっかりせず、大きなシギが長い嘴でカニを捕まえる様子など、
生活ぶりのほうを観察してみてはどうだろう。
("日本列島野鳥maps 首都圏の野鳥" 日本野鳥の会 1993 p84)
コメントはこの文献から借用しています。写真は花追い人です。
[写真4]:相似形=ダイサギ(谷津干潟)
[写真5]:湿原の光景=ダイサギ(谷津干潟)
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谷津干潟は東京湾の最奥部に残された約40haの干潟です。
ここには、ゴカイ・貝・カニ・魚そして水鳥などたくさんの生き物たちが生息しています。
特に、シベリアなどの北の国と東南アジアやオーストラリアなどの南の国を行き来する旅鳥にとって
谷津干潟は渡りの途中の中継地とし大変重要な場所となっています。
http://www.city.narashino.chiba.jp/~yatsu-tf/higata.htm(谷津干潟自然観察センター)
コメントはこのサイトから借用しています。写真は花追い人です。
[写真5]:湿原の光景=ダイサギ(谷津干潟)
[写真6]:波紋=セイタカシギ(谷津干潟)
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谷津干潟の鳥たち
谷津干潟は有機質にとむ泥質地であるためゴカイ類、カニ類、貝類等の底生生物やボラ・ハゼ類等の魚類が生息しています。
渡り鳥を主とした水鳥の採餌場・休息場として適した環境にあるため、
シギ・チドリ類・ガンカモ類・サギ類・カモメ類等が飛来しています。
谷津干潟には鳥たちにとって渡りの中継地として重要な役割を果たしており、
特にシギ・チドリ類には集団渡来地として我が国を代表する干潟となっています。
http://www.city.narashino.chiba.jp/~yatsu-tf/bird.htm(谷津干潟自然観察センター)
コメントはこのサイトから借用しています。写真は花追い人です。
[写真6]:波紋=セイタカシギ(谷津干潟)
撮影データ
[写真1]
優雅に=セイタカシギ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
f4.5(×1.4) (1/500付近) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
Manfrotto #055 #141 2000.8.17(木) 11:37 (00C23C-27A)
[写真2]
水鏡=コサギ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
f4.5(×1.4) (1/250付近) (露出補正:0) FUJICHROME PROVIA100 PRO(RDPU)
Manfrotto #055 #141 2000.8.17(木) 12:00 (00C24D-12)
[写真3]
白い天使=ダイサギ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
f4.5(×1.4) (1/1000付近) (露出補正:0) FUJICHROME PROVIA100 PRO(RDPU)
Manfrotto #055 #141 2000.8.17(木) 12:13 (00C24D-30)
[写真4]
相似形=ダイサギ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
f4.5(×1.4) (1/500付近) +1.0EV FUJICHROME PROVIA100 PRO(RDPU)
Manfrotto #055 #141 2000.8.17(木) 12:20 (00C25D-1)
[写真5]
湿原の光景=ダイサギ(谷津干潟)
Canon new F-1 AE FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
f4.5(×1.4) (1/250付近) (露出補正:0) FUJICHROME PROVIA100 PRO(RDPU)
Manfrotto #055 #141 2000.8.17(木) 13:04 (00C25D-10)
[写真6]
波紋=セイタカシギ(谷津干潟)
Canon AE-1 PROGRAM FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
(f8.0付近)(×1.4) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
Manfrotto #055 #141 2000.8.17(木) 14:50 (00A22F-17)
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