8月第3週(8月19日〜8月25日)
葛西臨海公園の野鳥はというと。
先週は、谷津干潟の野鳥たちを紹介しました。
渡りの季節とかご紹介しながら、結局、写真セレクト後はサギ類とセイタカシギ。
渡らない鳥ばかりになってしまいました。
大変失礼をしました。
さて、今週も野鳥です。
葛西臨海公園と葛西海洋公園からご案内いたします。
えっ、葛西臨海公園と葛西海洋公園の違いですって。
いづれも都立の公園ですが、臨海公園は建設局公園緑地課、海洋公園は港湾局の管轄なのでしょうか。
詳しいことは判りませんがそんなことらしいです。
なぎさ橋あたりを境に陸側を臨海公園、海側を海洋公園と呼んでいるようです。
[8月25日]
[写真1]:こんにちは=セイタカシギ(葛西臨海公園)
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8月〜9月は秋の渡りのシーズン。
だから干潟へということなのだが、セイタカシギについてはそうでもない。
葛西臨海公園ではほぼ一年中観察できる鳥だからである。
長い脚、美しい羽色、優雅な動作。つい、フィルムを消化してしまう水辺の天使。
水面を見つめて餌を捜しているときには、なにやら脚を交叉させての千鳥足。
しかし餌を捜さずにどこかへ向かうときは颯爽とした自信に満ちた脚さばきである。
目の前にキアシシギが来たので近寄って挨拶に、いやいや歓迎もしなければ邪魔にもならない。
全くの無視状態であった。
[写真1]:こんにちは=セイタカシギ(葛西臨海公園)
[写真2]:あくび=アオアシシギ(葛西臨海公園)
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しかし、シギたちの美しい声を聞いているだけでも干潟の鳥の魅力が伝わってくるものだ。
鳥の種類がわからなくともがっかりせず、大きなシギが長い嘴でカニを捕まえる様子など、
生活ぶりのほうを観察してみてはどうだろう。
("日本列島野鳥maps 首都圏の野鳥" 日本野鳥の会 1993 p84)
コメントはこの文献から借用しています。写真は花追い人です。
[写真2]:あくび=アオアシシギ(葛西臨海公園)
[写真3]:セイタカシギ(葛西臨海公園)
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写真とは関係ありませんが、この季節の「花の見ごろテレホンサービス」から、
夏の花も盛りを過ぎましたが、うす紫から緋色と木によって花の色が微妙に違う、サルスベリの花や、ムクゲの花が次から次へと咲きつづけています。
日比谷公園、神代植物公園、向島百花園、砧公園、小金井公園等でまだ見られます。
滑らかな樹肌と緋色が映えて美しいサルスベリの花をもう一度ご覧になってはいかがでしょうか。
日比谷公園の花壇では、マリーゴールド、赤い花のカンナ、コリウスが彩りを添え、また、園路の縁取りに植えられている、ヤブランの紫色の花が、樹々の木漏日に映えて、とてもきれいです。
むし暑さの中にも木陰に入ると、秋のさわやかさを感じるようになりました.
向島百花園では、秋の七草のハギ、ススキ、オミナエシ、フジバカマの花やナンバンギセルの花が、ススキの陰で物思いにふけっているような姿で見られます。夢の島熱帯植物館では、黄色い花のオオバナアリアケカズラや、風にゆれる風鈴のように見えるフウリンブッソウゲが、熱帯や亜熱帯の風景を演じています。
("花の見ごろテレホンサービス−記録集−" 東京都公園協会 1999
p25)
[写真3]:セイタカシギ(葛西臨海公園)
撮影データ
[写真1]
こんにちは=セイタカシギ(葛西臨海公園)
Canon AE-1 PROGRAM FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
(f8.0付近)(×1.4) 1/250 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
Manfrotto #055 #141 2000.8.25(金) 11:37 (00A23F-14A)
[写真2]
あくび=アオアシシギ(葛西臨海公園)
Canon AE-1 PROGRAM FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
(f8.0付近)(×1.4) 1/125 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
Manfrotto #055 #141 2000.8.25(金) 13:28 (00A24F-4)
[写真3]
セイタカシギ(葛西臨海公園)
Canon AE-1 PROGRAM FD500mm F1:4.5L EXTENDER FD 1.4x-A
(f5.6付近)(×1.4) 1/125 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
Manfrotto #055 #141 2000.8.25(金) 13:35 (00A24F-8)
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