10月第4週(10月28日〜11月3日)
山からは紅葉の便りが聞こえてきたけれど。
(2001.10.18)
関東・中部あたりの比較的近場で、そろそろ紅葉の便りが聞かれるようになってきた。
だからといって、いつでもどこでも飛んで行かれる訳でもない。
困ったときの身近なフィールド。
神代植物公園である。
[10月29日]
[写真1]:みこし草−ゲンノショウコ(神代植物公園)
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ゲンノショウコ。
おなかを壊したときに煎じて飲む。
"ほら治ったでしょう" という意味で "現の証拠"。
花が終わって実が成ると実を遠くへ跳ばすためにゼンマイバネを思わせる特殊な板バネの上に種をつける。
この形から別名を"ミコシグサ"。
御神輿の屋根の形にそっくり。
実の成った時の名前は神輿草のほうがぴったり。
[写真1]:みこし草−ゲンノショウコ(神代植物公園)
[写真2]:黄バラ(神代植物公園)
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十月の神代植物公園はやはり秋バラのシーズン。
バラ園は中央に噴水を設置し、ローマ建築を彷彿とさせるステンドグラス付の休憩所も設けて園内でも特別なコーナーになっている。
四季バラとはいっても実際には春と秋に二回あるバラのピークには多くのアマチュアカメラマンをはじめ来園者が一段と多くなる。
でもさすがに平日は思うように三脚を立てることが出来る。
そういえば、今年(2001年)は、神代植物公園の開設40周年のイベント。
バラの時期に会わせて、夜間にバラ園のライトアップを行い、夜まで開園時間を延長する。
各種の展示や音楽演奏などのイベントも行われるようだ。
10月12日(金)〜21日(日) 9:30〜20:30 (但し、入園は19:30まで)
[写真2]:黄バラ(神代植物公園)
[写真3]:バラ "クローネンブルグ"(神代植物公園)
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いわゆる "園芸改良" というのは、当然のことながら生物として "よりよいもの"
に改良してゆくことではない。
人間が鑑賞するという目的に対して "よりよいもの" に "改良"
することだ。
普通、生物としての自然界の中での生存力や繁殖力を失わせ、自然の中で生きてゆく力を奪われる。
つまりは、植物本来からはだんだん遠くなってしまうということになる。
バラほどの園芸改良の歴史があれば、それはもう植物では無くすっかり作り物になってしまった。
[写真3]:バラ "クローネンブルグ"(神代植物公園)
撮影データ
[写真1]:みこし草−ゲンノショウコ(神代植物公園)
CANON EOS-1N TAMRON SP500mm REFLEX F1:8.0
f8.0 (1/100) ±0EV Kodak EKTACHROME DYNA High Color NEW 100(EBX)
GITZO #468L Manfrotto 141RC 1999.10.29(金) 12:45 (99587X-10)
[写真2]:黄バラ(神代植物公園)
CANON EOS-1N SIGMA 90mmAF-MACRO F1:2.8 TELE-CONVERTER 2X C-PL
f4.0(×2) (1/200) (露出補正:0) Kodak EKTACHROME DYNA High Color NEW 100(EBX)
GITZO #468L Manfrotto 141RC 1999.10.29(金) 13:25 (99587X-33)
[写真3]:バラ "クローネンブルグ"(神代植物公園)
CANON EOS-1N SIGMA 90mmAF-MACRO F1:2.8 TELE-CONVERTER 2X
f8.0(×2) (1/13) ±0EV Kodak EKTACHROME DYNA High Color NEW 100(EBX)
GITZO #468L Manfrotto 141RC 1999.10.29(金) 13:28 (99587X-35)
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