花追い人のホームページです。
シーズンズグリーティング
11月第2週(11月11日〜11月17日)

香嵐渓から木曽路へ秋を追う。
(紅葉特別増刊)
(2001.11.1)

キャノンクラブさきたま支部の撮影会についてご報告いたします。
撮影場所は、香嵐渓(愛知県)、妻籠宿(長野県)、目覚めの床(長野県)です。

※ 今回ご紹介した「キャノンクラブさきたま支部」の撮影会については、この Season's greeting のコーナーではご紹介しきれないため、「きまぐれ 写真アルバム」のコーナーで改めてご紹介します。
香嵐渓、妻籠宿、目覚めの床の3回になります。
同じ作品が重複しますが悪しからずご了承下さい。



[11月11日]

 [写真1]:川辺にて−観光客(香嵐渓)
川辺にて−観光客(香嵐渓)

香嵐渓というのは関東の人にはいまひとつ知名度が低いようだが、関西から中部地方では紅葉の名所としてとても有名なところらしい。
渓流を挟んで両側にイロハモミジがたくさん植えられている。
これが時期にはいっせいに真っ赤になるそうだ。
今年は紅葉が遅くてこの日は1分、いや0.1分だそうだ。
キャノンクラブさきたま支部の秋の一泊撮影会は妻籠や馬籠あたりの信州木曾という風に聞いていた。
それが、どうも「香嵐渓」を希望という意見があったらしく、希望を何もかも取り込んだ壮大な計画が立案されていたようだ。
なんと、東京から長野県へゆくのに東名高速を愛知県の豊田で降りて香嵐渓を撮影。
それから名古屋へ向かいそこから中央高速を逆にたどって長野へ入るルート。

[写真1]:川辺にて−観光客(香嵐渓)




 [写真2]:色づきはじめ−もみじ(香嵐渓)
色づきはじめ−もみじ(香嵐渓)

いつのまにか、川面から少し離れた高台に撮影会のメンバーが期せずして集まってきた。
モミジが密集している場所ではなくイチョウやらトウカエデやら。
確かに光りまわりが良かったことと頭の上を覆い尽くすようにたくさんの樹木がある。撮影会としてはいい場所だったかもしれない。

[写真2]:色づきはじめ−もみじ(香嵐渓)



[写真3]:裾模様−もみじ(香嵐渓)
裾模様−もみじ(香嵐渓)

紅葉にはまだまだ早いとは言っても一本一本丹念にモミジの樹を捜してゆけば何枚かの葉が紅葉していないとも限らない。
そんな風にさがしていった紅葉だって写真の撮り方によっては紅葉の写真にならないこともない。
写真は写っている部分だけは(写っていること自体が真実)真実かも知れない。
写っていない部分は見る人が想像で補う。
このあたり、写真って嘘のかたまりかもしれない。

[写真3]:裾模様−もみじ(香嵐渓)



[11月12日]

 [写真4]:妻籠宿(妻籠宿)
妻籠宿(妻籠宿)

古い町並みといっても、ここは街道筋の宿場町。
民家のあつまりとか農家の集落ではない。
こういう人工風景をどう撮るのか良くわからないけれど、最初に思いついたのが看板コレクション。
軒先にぶら下げられた看板類が魅力的なのである。
昔からの伝統の看板がある一方でやはり最近新しく作り直した看板も数多くあるに違いない。
これは古い建物かもしれない。
二階の窓は近世の補修工事により塞がれているが、一階の格子扉には歴史を感じさせる趣がたっぷりと詰まっている。
それにしてもこの樹木。
建物の形に添って曲がっている。
樹の生長と共に人間が何らかの干渉をしたことの結果かもしれない。

[写真4]:妻籠宿(妻籠宿)




 [写真5]:さかもとや(妻籠宿)
さかもとや(妻籠宿)

宿場町を構成するあらゆる職業は旅人を相手とした客商売である。
店の前に花を飾るなんていうのもこうした商売の基本なのかもしれない。
玄関の板戸に一輪挿しが固定されていて、それに季節の花が簡単に生け込まれているのをいくつもの店先で見ることができる。
町並みを楽しみながらも先ほど来の看板コレクションも続けている。
ただ、看板だけをアップに捕らえていると数限りない看板にきりがない作業に追いこまれる。
そこで看板と花を絡められるものを優先的に捕まえることにした。
これがナンテンやキクということもあるが、プルメリアだったり、アブチロンだったり、サルビアだったり、結構、洋花をつかっていたりする。

[写真5]:さかもとや(妻籠宿)



[写真6]:ゑびや(妻籠宿)
ゑびや(妻籠宿)

"ゑびや" が何屋さんなのかはわからない。
店名のみが書かれた質素な看板に小型の菊があしらわれている。
でも、この菊、良く見ると日本で昔から栽培されている菊とはちょっと違うようだ。

[写真6]:ゑびや(妻籠宿)



撮影データ
[写真1]:川辺にて−観光客(香嵐渓)
CANON EOS-1N SIGMA 90mmAF-MACRO F1:2.8
f2.8 (1/1600) +1.0EV Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.11.11(土) 13:29 (00589C-24)

[写真2]:色づきはじめ−もみじ(香嵐渓)
CANON EOS-1N EF20-35mmZOOM F1:3.5-4.5 USM (28-35mm)
f4.5 (1/640) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.11.11(土) 14:26 (00590C-35)

[写真3]:裾模様−もみじ(香嵐渓)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L TELE-CONVERTER 2X
f2.8(×2) (1/50) +1.0EV Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.11.11(土) 14:32 (00591C-4)

[写真4]:妻籠宿(妻籠宿)
Canon AE-1 PROGRAM FD50mm F1:1.8
(f2.8付近) 1/60 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.11.12(日) 10:26 (00A33F-12)

[写真5]:さかもとや(妻籠宿)
CANON EOS-1N EF200mm F1:2.8L
f2.8 (1/320) (露出補正:0) Konica Chrome SINRA 森羅(SRS)
GITZO #468L Manfrotto #141RC 2000.11.12(日) 10:38 (00592C-6)

[写真6]:ゑびや(妻籠宿)
Canon AE-1 PROGRAM FD50mm F1:1.8
(f2.8付近) 1/125 (露出補正:0) AGFA COLOR HDC 100 Plus
三脚使用せず 2000.11.12(日) 10:50 (00A33F-19)

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